絶対も永遠も 奇跡も魔法も。
昨年のクリスマスはこれを読んでました。
「カルバニア物語」
なんと続きに続いて15巻。
なんと20年越しのシリーズ連載。
15巻には、タニアの国外追放になっていた母、
元カルバニア王妃プラティナが登場します。
まるで人が変わったかのように、幸せそうに・・・。
えーと、、プラティナはなんで国外追放になったんだったっけ。。。
あれ、、、、?
さすがに15巻、十ン年越しともなると記憶があいまい。
ということで、先日寝込んでいるときに1巻から読みはじめ
15巻まで読了^^;
(1巻のエキューとタニアがいまとはまるで別人^^;)
そうでしたそうでした。
「世界一美しい王妃」と呼ばれたプラティナ・カルバニアは
ハンサムでやさしい夫、カルバニア国王リカルドを愛していた。
幼い娘タニアと夫と3人で手をつなぐときも、タニアとでなく
夫と手をつないでしまい、夫にたしなめられるくらいに。
(真ん中が娘じゃなくて、真ん中が夫になって)
美容や占いが大好きな彼女と、本が好きで道楽で童話を書いたりもする夫。
価値観はまるでちがうけれど、彼女は夫も娘も愛してた。
夫であるリカルド国王も彼女を愛していたにちがいないけれど、
彼女は不安だった。
絶対的なもの、永遠に変わらないものを彼女は求めていた。
満たされぬ想い。
すれちがい迷って、
魔法の薬や奇跡の水を信じて、とんでもないことをしでかしてしまい
国外追放になったんだよね。
あのあぶなっかしかったプラティナが――なんとまぁ。
さすが、TONOさん、ストーリーテラーだなぁ。
この世には絶対も永遠も、奇跡も魔法もない。
だけど時には、そんな言葉がどうしても必要。生きていくためには。
だから言ってね、うそでいいのよ、信じないから ―― と微笑むタニア。
心痛む経験をしたからこその、彼女の成長に、しあわせな心地がした7巻。
あれから10年以上経っているのかぁ。
漫画の中の彼女たちはぜんぜん歳をとらないけど^^;
『魔法も奇跡もすべて君の中に』
『絶対も永遠も全部我々の中に』
タカラジェンヌが好きなように、宝塚が好きなように、
私はこの物語が好きです。
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