迦陵頻伽の迎えのように。
3月27日、グランドシネマ「日本橋」を見てきました。
泉鏡花原作のお芝居。
日本橋の芸者のお孝さんを玉三郎さん、清葉さんを高橋惠子さん。
清葉さんはお孝さんにとって天女のような存在なのかなぁ。
なりたかった存在が清葉さんなのかなぁ。
張り合っているように見えるけど、ただそれだけではなくて、いつも彼女の心の裡には清葉さんが存在するんだなぁ。
泣きました。 お孝さんの心がせつなくて。
(お孝さんと清葉さんの関係に「長い春の果てに」のステファンとクロードが思い出されました)
高橋惠子さんの清葉さんは、ただ優しいだけじゃない凜とした女性でした。
彼女が神々しければ神々しいほど説得力がでるのだなぁと思いました。
その企みのない毅然としたまっすぐな横顔は天女でした。
(TOHOシネマズ天神にて)
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