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2014年5月の3件の記事

2014/05/28

ただひとつの愛の証です。

 『彼が不幸になれば、あなたもまた不幸になる――
 『わかりました。身を引きましょう。
 『私もまた、あなたが不幸になるならこの世でもっとも不幸な人間になってしまうからです。
  受け取ってください―― ただ一つの愛の証です。』

左膝を立てる騎士の礼とその礼を受けるレディの絵画のような美しさ ――

             

 

宝塚大劇場で宙組公演『ベルサイユのばら-オスカル編-』を見ました。

昨年の雪組『ベルサイユのばら-フェルゼン編-』の特出バージョンの
『恋するオスカル』のせつなさが脳裏から離れないままに。

ですが、この宙組ベルばらは、恋するオスカルのせつなさよりも、
困窮する人びと、その苦しい生活の中にあっても
理想と自らが信じる正義に向かって情熱を燃やす人びとの姿に感銘を受け、
名もなき民として懸命に生きる人びとを愛し、
自分はどうあるべきかと思い悩み、決断し、行動するオスカルを描いた
『人間オスカル編』でした。

涙したシーンは多いのですが、民衆のなかにいる彼女の姿に、
私はもっとも泣いていたように思います。

国王も、マリー・アントワネットもフェルゼン伯爵も登場しないベルばら。
宮廷のシーンは描かれていないので、登場する貴族は
オスカルの一家と、敵役ブイエ将軍、衛兵隊の中間管理職のダグー大佐、
そして、かつてのオスカルの部下で現近衛隊隊長であり、
家柄といい身分といい美貌といい、申し分のない求婚者であるジェローデル大佐です。

マイルドで優しい細面の美貌が麗しい七海ひろきジェローデル。
ノーブルで硬質で貴族的な立ち姿物腰の朝夏まなとジェローデル。
どちらも大変好みで眼福で、ジェローデルのシーンはうっとりと時間が過ぎていました。

(ねたばれします)

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2014/05/26

愛しているとも。

5月16日から19日まで宝塚大劇場にて
宙組公演『ベルサイユのばら-オスカル編-』を見てきました。

昨年の雪組『ベルサイユのばら-フェルゼン編-』特出バージョンの
柚希礼音さんアンドレ、凰稀かなめさんオスカルが
これまで私が見た中で最高の OSCAR et ANDRÉ だったので
私の中でハードルが高くなっていたのは否めません。

今回のオスカル編を見て、昨年の雪組特出バージョンのアンドレは
トップスター仕様のアンドレだったのだと思いました。

フェルゼンへの恋心やパリ市民の困窮に対する心痛を抱え思案するオスカルを
陰ながら支える決意をしたり、面と向かっては揶揄してオスカルをプンプン怒らせたりする
陽で動な特出のちえちゃんアンドレが大好きだった私としては、
そのシーンが一切なかった今回のオスカル編のアンドレは、正直物足りませんでした。

1幕ではほとんどアンドレの見せ場はなくて、唯一の見せ場が
ブイエ将軍に逆らって閉鎖された国民議会の議場の扉を開けようとしたことで
オスカルに激昂したジャルジェ将軍に手打ちにされかかった彼女を
身を挺して庇う場面。
『あなたを刺しオスカルを連れて逃げます』

(このシーンを宝塚でやるのは今回のオスカル編が初?)

このシーンが入ることで、アンドレの覚悟が鮮明になってよかったなぁと思いました。

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2014/05/24

我らの力の強さを示すのだ!

5月16日から19日まで、かなめさんのお茶会に合わせて宝塚大劇場にて
宙組公演『ベルサイユのばら-オスカル編-』を見てきました。

昨年、凰稀かなめさん特出の雪組フェルゼン編を見て、
ベルばらでこんなに泣けるとは・・・と思ったのですが
今回は、それ以上に泣き通しの観劇となりました。

自分でもこんなところで?!と思うところで涙が出てしまったりして
かなめさんたちの、役としての芝居で泣いているのか
その立場にいる宙組生それぞれに思い入れて泣いているのか
自分でもわからないところもあったりしました。

とても心が高ぶる、そんな舞台でした。
皆が熱くて。
客席も。
作品としても、
宝塚ファンとしても、感動しました。

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