« 元のもくあみとならんとの心なり。 | トップページ | 思えば因果な身の上ぢやなあ。 »

2015/10/05

ストーリーはひとつじゃない。


「明治日本の産業革命遺産」(柳澤伊佐男著、ワニブックス)を読みました。

ユネスコの世界遺産はどのように登録されるのか。
ことし登録された「明治日本の産業革命遺産」はどのような経緯をたどって登録となったのか。
その「明治日本の残業革命遺産」のひとつである「軍艦島(端島炭鉱)」の現地取材。
そして今後の日本の「世界遺産」についての課題などについて書かれた本でした。
知りたかったことや疑問だったことにも触れられていてわかりやすかったです。

「明治日本の産業革命遺産」というストーリーを構成する23の資産、どの構造物や史跡も1つ1つは文化的歴史的な意味があるものだと思うのですが、なぜこういったストーリーになったのか。
やっぱり私には無理繰りまとめられたストーリーにしか思えないなぁ。
萩に薩摩に鍋島に、韮山、釜石、長崎、三池に八幡。
うーん。なにか意図が働いているような気がしてしまう。
個人的には、宗像の沖ノ島のほうがよほど世界遺産として納得できるし、国の予算をかけて保全する価値があると思うけれど。

今回、世界遺産として登録されたこの産業革命遺産をどう保全管理していくのか。国内外や未来にどういう説明をしていくのか。一過性の地域おこしで終わってしまい、後世にツケを先送りにしてしまうんじゃないか。
なんだか課題がいっぱいあるような気がします。

|

« 元のもくあみとならんとの心なり。 | トップページ | 思えば因果な身の上ぢやなあ。 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 元のもくあみとならんとの心なり。 | トップページ | 思えば因果な身の上ぢやなあ。 »