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2015年12月の4件の記事

2015/12/25

新世紀も愛と夢と。

12月20日(日)Tジョイ博多にて、『タカラヅカスペシャル2015-New Century, Next Dream-』16時の部のライブ中継を見てきました。

東京公演中の花組を除く、月、雪、星、宙と専科からの選抜メンバーが出演。
ことしは100周年等の縛りもなく、第1部は「愛」、第2部は「夢」をテーマに2000年以降に宝塚で上演された作品のナンバーを、いまをときめくスターが歌うという宝塚ファン歴10年余の私にとってとても楽しい構成となっていました。
新世紀の宝塚はこれまでどおり、愛と夢と、そして歌の力を大事にして未来に向かっていくのかなぁと思わせる内容でした。 また恒例の組ごとの公演にちなんだコント場面もハイクオリティでした(笑)。

トップさんたちのMCでは、退団を発表したばかりのまさお君(龍真咲さん)が話題の中心になっていました。
つとめて台本どおりに進行しようとするみっちゃん(北翔海莉さん)とまぁ様(朝夏まなとさん)に対して自由すぎるまさお君(笑)、そこを締めるどころか便乗する轟さん(笑)、台本どおりに進行しようとするもことごとくまさお君に粉砕させられてしまうちぎちゃん(早霧せいなさん)(笑)、といった印象をうけました。

一生懸命すぎて身振り手振り話の内容が大仰になってしまうちぎちゃんを華麗にスルーする轟さん(笑)。
それを同期としてフォローしようとする気持ちがあらぬ方向に饒舌になりすぎ余計可笑しなことになってるまさお君(笑)。
ちぎちゃん発端の2人ペアで手を合わせて作る『輪』をスルーする轟さんをとび超えて、ちぎちゃんと一緒に作るまさおちゃんとか。
けっきょく轟さんはノってくれなかったけど、みっちゃんとまぁ様はやってくれましたよね。

この一連のやりとりを見ながら、トップさんたちと轟さんとの学年差がここまで開きすぎると絡みにくいんじゃないかと感じました。
いくら轟さんがフレンドリーであってもこのメンバーで轟さんに生のリアクションを返すことができるのは、近年風共で相手役として共演したまさお君だけじゃないかなぁ。
それもまさお君のキャラだからこそできるんじゃないかと。もしまさお君がいなかったら・・・(寒)。
来年以降のタカスペ、どうなるんだろう。
トップさんたちが轟さんに遠慮して面白い返しの一つもできないMCなんて、客席から見てもつまらないだろうな。
そんなことも感じた宝塚新世紀のタカスペMCでもありました。

以下、プログラム順に曲名と出演者の覚書き。

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2015/12/11

あくまで執事。

Manashitsuji
12月5日(土)6日(日)、福岡キャナルシティ劇場にてミュージカル「黒執事-地に燃えるリコリス2015-」を見ました。

「黒執事」。かなり以前に友人からコミックを勧められていました。が、その当時は大和悠河さんに夢中で漫画を読めない体質に陥っていました。(1つに夢中になるとダメなのです私

原作はまったく知らないままにただひたすら古川雄大さんを福岡で見られる機会を逃してはならないという一念で友人にチケットをお願いしたのでした。
その後、広瀬友祐さんが「1789」でフェルゼン役を演じられると知り、AKANE LIVさんも出演と知り、わ~~~*\(^o^)/*となりました。

観劇前に原作を読んでおこうかなとも思いましたが、知らないままに見てどれくらい楽しめるか試すのも面白いなと思い、あえて読まないでおきました。
執事っていうくらいだからヴィクトリア朝の英国が舞台でポスターの雰囲気的にゴシックかなぁ~くらいの認識で、開演までに友人から切り裂きジャックの事件がモチーフになっていることを教えてもらいました。ナルホド。頭の中でポーのような黒い霧がたちこめる猟奇な世界を想像しながら開演を待ちました。

舞台の幕が開き、さいしょに目の前に出現するものたち。地下牢。鉄格子。少年。黒装束。覆面。暗黒。猫背の男。―― おおお~ゴシック。怪奇ロマンの世界だぁ。

地獄から這い出てきたような猫背で歪な表情の男が一瞬で背筋のピンと張った端正な執事に変貌。―― わぁ。ステキ
居丈高な少年マスターと白皙の美男執事。うん、半ズボンだよね。わっ靴下止め♡ 燕尾だよね。テール長いなぁ(=脚長っ!!)。
世紀末で耽美でデカダンで悪魔主義とか(私の趣味の)ど真ん中だよね。

がしかし。
数分後、メイドのメイリンや庭師のフィニ、料理人のバルドさんが登場したあたりで、こ、これは・・・(汗)。

そういう世界観ですか?! わかりました、そのつもりで見ます!(笑)

―― まさに演出家の思うツボ?!

チャールズさんたちとかドルイットさんとか(笑)。

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2015/12/09

\ ラ /。

11月28日(土)に福岡市民会館にて宝塚歌劇雪組全国ツアー公演「哀しみのコルドバ」と「ラ・エスメラルダ」を見てきました。

ショーの感想を書くつもりが1週間以上経ってしまって・・・。いまさらではありますが、自分のための覚書として思い出すままに書いてみます。

ショーで先ず楽しみにしていたのは、開演前に舞台上に現れる噂の『ラ』の電飾です。見ることができてうれしかったです。
ショーの開演前に舞台上に登場するオープニングセットはどの公演でも、これから始まる華麗でエキサイティングなひとときを期待させてくれるものですが、ことにこの「ラ・エスメラルダ」は大劇場上演中からオープニングのショータイトルの電飾が話題となっていて、私もこの目で見るのを楽しみにしていました。
全国ツアーでなくなってしまっていたらいやだな~と心配していたのですが、梅田のツアー初日にちゃんと登場することを聞いてうれしくて。
どの座席からが見やすいのかな?など頭の中でシュミレーションしてみたりしていました(^_^.)

この目で見たそれは、『ラ』と『エスメラルダ』のバランスといい字体といい、なるほど噂に違わず思わず笑顔になってしまうデザインで(笑)。同じように全ツでの初見を楽しみしていた人にも、何も知らずに見た人にも、それぞれの心を高揚させる効果があったようで、いつものオープニング待ちの客席とはちがう雰囲気が漂っていた気がします。

開演前にすっかりあたたまっていた客席を見て、これも一つの愛のかたちだなと。たのしみに着席して待っている観客に向けられた歓待の気持ち「おもてなしの心」(笑)を感じました。
そんな愛のつまったセットも、オープニングの音楽が始まるや、すすすと舞台の両袖に引き込まれてしまい、たったこれだけのためにあったのかと思うと、その心意気に感嘆しました。

電飾が袖に引っ込みオープニングナンバーとともに生徒さんたちの登場で、さあ楽しむぞ!と気持ちが前のめりに。
ヨシマサ先生×青木先生の元気なオープニングナンバーはちぎちゃん(早霧せいなさん)にぴったり。
初っ端から客席は手拍子で盛り上がりました。

つくづくとちぎちゃんのショーはたのしいなぁと思いました。
どんな役でも演じられるニュートラルな人よりも私は持ち味がはっきりしたジェンヌさんが好きだなぁ。
ショーで芸名でピカッと輝くちぎちゃんっていいなぁと思いました。
どの場面だか忘れましたが、ぜんぜん演出でもなんでもなく、たぶん狙ってもいないと思うんだけど、全力でものすごく高い見事な跳躍を見せたちぎちゃんに、あぁちぎちゃんだぁぁぁ\(^o^)/ととても心が浮き立ちました。
大人っぽい企みを見せる男役さんも大好きですが、こんなちぎちゃんも大好きです。
そしてだからショーって楽しいんだよねぇと思います。

それから、ゆうみちゃん(咲妃みゆちゃん)がとても溌剌と踊っているのが印象的でした。
お芝居とはうって変わって開放された感じで。博多座で見たショー「ファンシー・ガイ!」よりもこの元気なショーのほうがこのトップコンビに合っているかなと思います。
カルメンの場面でちぎちゃんを翻弄するゆうみカルメンものびのびとしていて新鮮に見えて心が躍りました。
私は娘役さんがイキイキと踊っている姿が好きです。その空気感もふくめて。

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2015/12/02

道を外れる権利。

Photo
11月28日(土)福岡市民会館にて、宝塚歌劇雪組全国ツアー公演「哀しみのコルドバ」と「ラ・エスメラルダ」を見てきました。

(ねたばれしています)

約5ヶ月ぶりに見る宝塚歌劇。昨年秋の就任以来、芝居で観客を魅了してきた早霧せいな&咲妃みゆトップコンビによる2度目の柴田作品の上演に期待を膨らませ心躍らせての観劇となりました。

柴田侑宏先生脚本の作品は、前途洋洋たる青年が運命の女性との出会いと己が立ち向かう現実に激しく感情を動かされ、その経験を経て大人の域に足を踏み入れるまでの模様を描いたものが多く、今回見た「哀しみのコルドバ」もそういった作品の一つだと思いますが、正直なところ主人公のエリオに大人を感じる瞬間を逃したままラストを迎えてしまいました。

酷い現実をつきつけられたエリオが自分が味わった苦しみをエバに味合わせた者は殺すと言い放つ場面など、自分の痛みにいっぱいいっぱいに見えたのですが、じっさいそれもわかるのですが、私としてはここで大人の男の凄みとか大きさが見たかったなぁと思いました。ちぎちゃん(早霧せいなさん)は見た目が少年的なのでそう感じたのかもしれませんが。

一度は命のやり取りにまで至った敵手ロメロがエリオに歩み寄るところも、ロメロの大きさが見える胸きゅんな一瞬でしたが、そこでもエリオのほうからの「何か」がもちょっと見えたらもっと胸バクな瞬間になったのにな。柴田作品の好敵手と交し合う「何か」が大好物なもので。

ちぎちゃんの真っ直ぐな魅力。正義とか友情とか絆のために一生懸命で、勇気が似合い、皆に笑顔と元気をくれる力。
それがこのエリオには壁になっているような気がしました。
何が正しいか、どれだけ人を傷つけるか、わかっていてもどうにもならない情念。それにどれだけ強く揺さぶられているか。いろいろな感情や観念がどろどろに混ざり合い冷えて固まる前のさまを。
その果てに最初は纏っていなかったもの――情熱の涯てを知った大人の憂いや凄みといったものを纏ってエリオは完結する気がするのです。

トップ就任以来、トップコンビにぴったりの作品が続いて、雪組のプロデュース力に羨望をこめて感歎していましたが、ここにきて持ち味に真逆の作品が。ちぎちゃん最大の難関がきたーーー!ってかんじかな。

でもそれはそれでファンには大きな課題に取り組み成長する生徒さんの姿を見守り追いかける至福の時間でもあるのですよね。
まさにそんなふうに贔屓がいる時間を過ごし、いまもまたその途上にいる私は思うのですが。

ツアーはまだはじまって1週間をすぎたところ、その持ち味に柴田作品の領域を加味しより大きく成長することを願う楽しみがある。このタイミングで意図的にこの作品を当ててきたのだとしたら、そのプロデュース力に感服します。
長い道程の途中には、道を外れることも意味があるかと思います。
ちぎちゃんも道を外れる権利がある(笑)

と話が長々と逸れてしまいましたが観劇の感想に戻ります。

続きを読む "道を外れる権利。"

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