愛と夢いっぱいに思いきり振りまきたいよね。
12月3日と4日、福岡市民会館にて宝塚宙組公演「バレンシアの熱い花」「HOT EYES!!」を見てきました。
ほんとうは3日の2公演だけのつもりだったのですが、ショーがあまりにも楽しくて4日はキャナルシティ劇場で「黒執事」12時公演を見終わったあとタクシーで15時公演に駆けつけてしまいました
全国ツアーならではの熱い客席。
舞台の上も客席も幸せな興奮がビシバシッ!! 思わぬ奇跡も起こっちゃいますよね。
このホールは古いけれど1階から3階最後列までワンスロープなので、全国ツアー恒例の客席降りで2階3階がおいてけぼりにならないのが好き。
さらにまぁ様は2階前の通路で投げキス連発で客席を煽るしで、盛り上がった客席は皆で手ぶりを合わせてまぁ様の指さし「最高!」戴きました。
真風さんにいたっては3階の客席まで来てくれて、指さし+ウィンク+投げキス+目線とすごくて。まさか2番手さんが3階まで来てくれると思っていなかった客席は沸きに沸きました。
福岡市民会館は通路が多くて複雑なのですが、3日マチネでは通路を1本まちがってしまった真風さんが3列目と4列目の間(通路ではないけど感覚が広め)を通って本来の通路へ戻ったりするものだからもう4列目の人羨ましすぎる。
ロケットがはじまる前には舞台に戻れてギリギリセーフ(笑) そこで終わらず袖に入る時には悪戯な照れウィンクまで残していくものだからその残像でクラクラしちゃいました ほんとうにステキ。
(真風さんに落ちそうで真剣にヤバかったです。ひ孫ちゃんの顔を思い浮かべて耐えました)
その後はずっとテンションがあがっていたせいか、真風さんの「エキゾチックアァァァィイズ」では思わず笑いがこみあげてしまいました。それも私だけではなかったようで周りの人たちも(笑)。あの一体感と興奮は忘れられません。
3日のマチネでそれだったものですから、その日のソワレも翌日の公演も私は真風さんばかり見ていたようで、こうして感想を書こうにも細部を思い出せないのです・・
ほんとうに人生なにが起きるかわからないものです・・・(神様ありがとう)
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トップ娘役がいない全国ツアー公演。どうなるのかな?と思っていましたが、トップさんと2番手さんのコンビ感が前面に出ていてこれはこれで面白いなと思いました。
ショーでは2人のあいだでアイコンタクトビシバシッ。真風さんが相手役さんというか女房役というかあれだバッテリーというか。
まぁ様が真風さんを振り返ってドヤるような顔をするかと思えば、それをほほ笑みで包むエロユルかっこいい真風さんがいる。このコンビならではの信頼感が客席に光を振りまいていました。
伶美うららちゃんと星風まどかちゃんもまたコントラストが効いていて互いに引き立て合っていました。
ジャンピングアイズで軽やかに愛らしく跳ねるまどかちゃん。ダークアイズで妖しく美しく誘惑するうららちゃん。それぞれにそれぞれならではの魅力を振りまいていました。
「Love Is Blind」を透明感のある歌声でまどかちゃんが歌い、うららちゃんがセンターで皆を従えてスタンス広く男前に歌い踊る場面がつづくところはそれぞれの個性が活かされていてとてもよかったです。
男役1・2コンビも娘役コンビも、これを引き離すのはもったいないなぁと思いました。
みりおん(実咲凜音さん)退団後にどうなるのかはわかりませんが。
(演目が発表になったらまたいろんな憶測で騒がれちゃうのかな)
群舞のときに身のこなしがとてもステキで目が惹かれたのはやっぱり蒼羽りくちゃんでした。
指先の表現まで好みです。センターで歌う場面も2回くらいあってステキに成長したなぁと思いました。フィンガージェスチャーが綺麗でうっとりでした。
大劇場にひきつづき松風輝さんのジャンピング・ドールにまたも目をもっていかれました。なぜだろう。好きなんです。
お芝居ではレオン将軍だったのに~なんて思って1人で可笑しかったり。
ほんとうに嬉しそうに楽しそうに小粋に踊っていて、そんな松風さんをまぁ様が踊りながらぽんと絶妙に小突くのがまた小粋な感じで好きでした。
みりおんもいなくて大階段もなくて人数も少なくて。いろんな制約がありながらも舞台の上の皆の気持ちが大出力で会場を埋め尽くして、それに呼応して客席も熱く盛り上がって。それにまた呼応するように舞台の上の人たちもさらに天井知らずにパワーがあがって・・・という奇跡の中にいたようなあの心地。
パレードで主題歌を歌う皆さんの弾ける笑顔とシャンシャンの振りとステップがまたさらに喜びの光を振りまいてくれて幕が下りてもずっと幸せな気持ちがつづいています。
宝塚のショーっていいなぁと心からあらためて思えた公演でした。
(お芝居の感想も書きたいのですが、まずは興奮冷めやらぬままにこれにて)
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