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2018年3月の2件の記事

2018/03/31

未来を託されたもの。

3月20日と21日に宝塚大劇場にて宙組公演「天は赤い河ほとり」「シトラスの風」を見てきました。

「シトラスの風」は再演が繰り返されてきたことでこなれた名場面がいくつもあるのがやはりいいなぁと思いました。
プロローグでシトロンカラーの衣装を身に着けた出演者が舞台いっぱに並ぶ場面は今回の大劇場版ゆえの見どころだと思いました。
幕開きと同時に華やかさにわくわくし、舞台上の出演者の笑顔が眩しくて誰がどこにいるのが探すのもたのしかったです。

気になっていた銀橋の夢・アモール(間奏曲)はこうなるのかーと思いました。
4人というイレギュラーな並び。まぁこれが妥当なのかなぁ。

ステート・フェアーは星風まどかちゃんがひたすら可愛い。歌えて踊れて可愛くて早期抜擢もさもあらんと思いました。
可愛くて見ているとニヤニヤデレデレしてしまって自分の顔から何かが出ているような気がして焦りました。でもニヤニヤをとめられなくて・・・(^^;
まどかちゃんも可愛かったけどあおいちゃん(美風舞良さん)の振り切り方も凄くて思わずくぎづけに。
この場面でパラソルくるくるしているヤングガールはまどかちゃんを除くと狙ったように上級生娘役さんたちなんですね。
皆さん凄いです。愛らしいです(笑)。
ヤングボーイたちも狙ったように澄輝さん、凜城さん、星吹さん、美月さん、春瀬さん、七生さんで。
肘を張って首を振って行進する姿がとっても愛らしくて見ている私の頬も緩みまくってしまいました。
青スーツの実羚さんも脚長さんで素敵だし、家族づれや水兵さんたちも微笑ましいし、大好きだぁと思って見ていました。全編通しても1、2を争うくらいに幸せになれる大好きな場面でした。

上級生まで皆揃ってブンブンにヤングに徹している中、まどかちゃんが恋に落ちるのは大人っぽい真風さん(笑)。
そうか年上好みだったかとなっとくでした。
2人きりワールドも可愛すぎてたまりませんでした。皆に冷やかされるところも微笑ましくて良いカップルでした。

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2018/03/24

ふたり並んでミイラになるまで。

3月20日と21日に宝塚大劇場にて宙組公演「天は赤い河ほとり」「シトラスの風」を見てきました。

お芝居「天は赤い河のほとり」はネットのお試し版で3巻くらいまで流し読みをした程度の知識で臨んだのですが、序盤で世界観についていけずどうしたものかと思っていましたが、エジプトの場面以降は入り込んでおもしろく見ることができました。
ユーリとネフェルティティの場面ではうるっと感動も覚え、いまはもっと何度も見たいなぁという気持ちです。
ユーリ、ネフェルティティ、ナキアの3人を通していつしか私は女性の成長譚として作品を見ていたように思います。

物語りの序盤でキャッチの意図で使われたであろう「私の純潔を奪って」とか「お持ち帰り」とか、はたまた嫌がるヒロインに対する「そんなに喜ぶな」とかが私にはダメでしてぞわっと怖気だってしまい、そこから脱却するのに中盤までの時間を要してしまった気がします。
これは生理的なものなのでどうしようもないかな・・・。
また主人公が女性にモテることを表現するのに集団で主人公を追いかけまわす姫たち・・・という場面も古典的すぎてどうなの?と思います。私はあんまりいい気持にはなれないなぁ。

ストーリー上仕方がない純潔云々の場面も、その主体が他でもない真風涼帆さんであることが私には生々しく感じられてしまって、どうしても夢見心地になれないのです。
思わず心で悲鳴をあげずにいられなかったプログラムの表紙の真風さんの笑み。こんな×××しい口許をした男役さんがかつていたでしょうか?!(反語)。
こんな真風さんにこのカイルという役は禁じ手なんじゃないでしょうか・・・((汗))

ユーリというヒロインもまた序盤は娘役スキルを削ぎ落さないと成り立たない「現代日本のふつうの女の子」で、それを演じているのがまだ娘役として発展途上(体型も含めて)の星風まどかちゃんなので、そこもまた生々しいものを感じてしまっていたたまれない気持ちに陥っていました。
「えっちすけべへんたーい」で私の心は地の底まで落ちてしまってゼロではなくマイナスからのスタートとなってしまい浮上するのに時間を要したみたいです。
カイルと離れ離れになり彼女の成長が見え始めたあたりからは好感を抱けたのですが。それがちょうどエジプトの場面と重なるのかなぁ。

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