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2019/07/31

教えて神さまほんとうの愛の在り処を。

7月12日に東京宝塚劇場にて宙組公演「オーシャンズ11」を見てきました。

前日に帝国劇場で「エリザベート」をマチソワ後に一緒に食事をしたヅカ友さんから、私がマチネを観劇している時に柚香光さんの花組次期トップスター就任決定の発表があったことを聞きました。
そっかぁ! 礼真琴さんに続いて95期から2人目のトップスターが誕生するんだなぁと。
そうえいば、琴ちゃん(礼真琴さん)の次期トップスター決定のニュースもムラの「オーシャンズ11」観劇中の幕間に知ったのだっけ。
あの時も95期凄いなぁと思ったのですが、その日帝劇で見た「エリザベート」の主演のちゃぴ(愛希れいかさん)も、マデレーネ役の内田美麗さん(麗奈ゆうさん)もヘレネ役の彩花まりさんも95期で、外部の舞台で95期大活躍中だなぁと思っていたばかりで、そこにさらに柚香さんのニュースで「95期凄い!」ともう何回目かわからないけど思ったのでした。

そして、その「オーシャンズ11」東京公演の感想を書こうと思っていた矢先に『FNSうたの夏まつり』という番組に出演した雪組の朝美絢さんの反響がすごくって、またも95期か・・・(笑)となっていたところで見つけた元宙組の朝央れんさんのこのツイートがぐっときました。

https://twitter.com/asao_ren_/status/1154347003666505728

朝央さんも95期。宙組公演「天は赤い河のほとり」で退団。
そうなんですよねぇ。95期が初舞台を踏んだ2009年はリーマンショック後の景気後退真っ只中。
初舞台公演中にパンデミック宣言された新型インフルエンザの国内初の感染者が神戸で確認され兵庫の小中高が臨時休校になるなどのニュースが毎日のように報じられてムラ界隈では外出を控える人々が多数、ムラ中のコンビニやドラッグストアからマスクが無くなる有り様で。そういう中で千秋楽を迎えた初舞台公演だったのでした。
そして2011年の東日本大震災・・・。宝塚の大変な冬の時代をその目で見て過ごしていた期でもあるんですよね、彼女たちは。

2階に一桁しか観客がいない劇場、1階の両サイドが空いている劇場で公演をしてきた彼女たち。
その公演にも通っていたファンがいるんです。
その時期を全力で公演していた先輩の生徒さんたちがいるから今があること。
その劇場になんども通っていたファンがいるから今があることを忘れないでいてと思います。

さて、東京公演「オーシャンズ11」でも、宙組の95期の桜木みなとさんが主人公の恋敵ベネディクトを好演されていました。やはりポテンシャルの高い人だなとしみじみ。
大劇場の初日が開けた頃は、ニンとは言えない濃ゆい敵役に奮闘中という印象でしたが、東京ではずんちゃん(桜木さん)のベネディクトを作り上げているなと思いました。
そうか、こういうベネディクトなのかと。ふむふむ。
どことなくヘビをイメージさせる目をする人。
完璧主義で神経質そうなネオリベのビジネスマン。WASPではないだろうな移民の血筋かな。底辺からのし上がるために筆舌に尽くしがたい努力と挑戦を重ねてきた人みたい。
頭が切れて綿密に計画を立ててそれを実行してきたのかな。理想は決して譲れないかんじ。
機械仕掛けのナイチンゲールに素直に喜ぶ姿は、幸せではない子ども時代を過ごしてきた人みたいでちょっと切なくなりました。
部下をファミリーのように大事に思っているのが見えるのに彼らが自分の思い通りにならないとキレるところも、人間関係の築き方を知らないからなのかなぁなんて思いました。
こういう生い立ちや経歴をいろいろ想像できるキャラクターっていいなと思います。

かたやオーシャンズの面々は「いかにも」なキャラクターたちで、そこにいかにはまるかという役だなぁと思います。
「天才詐欺師」と呼ばれる役だけど、どうしてそうなった?とかはあんまり考える余地はなくて、とにかくキャラ立ちできるかどうか。
ダニーもラスティも、上級生男役だからこそのテクニックや居方、立ち姿でもって魅せる役なんだなぁと思います。
カッコイイイィ♡が成り立たないとできない役。
観劇後よくよく我に返ってみると、なんであんなことをする必要があるの???と根底から疑問に思ってしまう。
でも何回見てもカッコイイ♡と思ってしまう(笑)。そこに値打ちのある作品なんだなと思います。

とはいえどんなにカッコよくても、いい大人の男がひと回りも年下の女子大生を好きになるのはいいとして ♪天使のようなミルクの肌におでこのニキビが超キュート~って歌うシーンはゲゲーって思ってしまった。
小池作品の登場人物のプロフィールソングは背景とか立場心情の折り込み方が絶妙なものが多いけど、このナンバーだけはいただけません・・汗 ココロの中でヤメテ―と思いながらやり過ごしていました。
「チョイ悪おとこ」など散りばめられている単語もヒドイし、次に上演することがあったら歌詞変更必須!


さて、宙組95期といえばずんちゃんのほかに、我らが(勝手に複数)まりなちゃん(七生眞希さん)とゆいちぃ(実羚淳さん)もいます。
まりなちゃん演ずるジョーの腰エプロンにときめき♡(いつまでも謎の独身のお兄さんでいてほしいなぁ) ゆいちぃ演ずるエディの9頭身の衣装の着こなしからの典型的色男金と力は・・っぷりに微苦笑。
それぞれに適材適所を理解した使われ方をされているなぁと思います。そういうところ宝塚だなぁと。
メインキャスト以外の出演者にもファンがいて、それぞれに贔屓の役者の出番を愉しんでいるのが宝塚。プッと笑える場面がもらえていたらもう♡
贔屓とまでもいかなくても、名前を覚えた生徒さんが舞台の隅で演じている姿を発見できたら嬉しくなって、次の公演でもまた探してしまう。
そうしているうちに気になってきて・・・大きい沼小さい沼深い沼浅い沼底なし沼・・・。
いろんな愉しみ方ができて、いろんな愛がみつかるのが宝塚だなと思います。
(演出家の先生にはくれぐれもそこのところをお願いしたいです。生徒さんたちそれぞれの魅力が見えない名作などいらぬのです。宝塚なのです。夢を売るフェアリーがいるから見に行くのです)

(舞台の感想というより、とりとめのない雑話になってしまいました・・・)

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