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2022/02/02

恐れさえも分ちあえば光は見えるさ- NEVER SAY GOODBYE -

2月5日に幕が開くはずだった宙組大劇場公演「NEVER SAY GOODBYE」の初日が延期となりました。公演関係者から新型コロナウィルスの陽性が確認されたためということです。

この数週間というもの、大きな期待とそれに比例するドキドキ感と昨今の感染拡大の状況に対する不安とでいっぱいいっぱいの状態でなんとかして初日を見に行こうとしていたのでなんとも言葉にできない気持ちです。

いまも心に深く残っているこのミュージカルの大ナンバーたちをいまの宙組がどんなふうに歌いあげ聴かせてくれるのだろう。
初演当時は思うことがたくさんありずぎてフラットな気持ちで見られなかった気がするこの作品の主題、主人公たちの想いを、いまの私はどんなふうに受け取るのだろう。
などなど、考えだすと気が逸り、これは1日も早くこの目で見ないとなにも手につかなくなりそうと思い、私としては珍しく初日を見に行くことにしていたのでした。(初日の客席の緊張が苦手でして・・ふだんは初日があけて数日後に見ることが多いです。でも今回はそれを見ない数日間が耐えられない気がしました)

5日だった初日は延期。ということで来週初日が開けたとしても見には行けないし(2月は2回遠征予定だったのでそれ以外の予定は来週にまとめてた)、私が見に行けるのは当初2回目観劇予定だった再来週かなぁ。うーんそれまでどうやってこの気持ちを宥めよう。

とはいうものの、これまでとは異なり今回の流行は私の職場や家庭にも多大な影響を与えているのが現状です。
ふつうに学校や保育園に通っている子どもたちに感染が広まっているようで、お子さんが陽性で親御さんが濃厚接触者となり出勤できない、または学校閉鎖で子どもを家でみていなくてはならなくなって出勤できない、などという人が続出で通常の半分の人数で業務を回していたりします。
この状況では、予定通りに初日が開いたとしても観劇できたかというと・・実際問題ムリだったかも。(じつは1月後半の月組観劇は悩んだ結果断念しました)
という間にも夫の職場でも陽性者が出たらしく職場全員でドライブスルーPCRを受検していました。幸いにも夫は陰性だったのですが、陽性も数人いたとのこと(となるとその方々のご家族は濃厚接触者になるのだろうなぁ)。

この様相では、観劇できることは奇跡のような気がしてきます。
決して楽観できる状況ではないかもしれないけれど、それぞれの立場の人が最善を尽くしてくれていると信じて私も自分にできることをしてその日を待っていようと思っています。
—— 一つの心に固く結ばれ 明日を目指し歩いて行こう 友を信じて ——
いまこのときだからこそ、「ONE HEART」「俺たちはカマラーダ」「 NO PASARAN!」などのナンバーに勇気づけられる気がします。
どうぞ初日の幕が無事にあきますように!

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