カテゴリー「♘ あさのあつこの本 」の8件の記事

2011/02/27

そらごと。

あさのあつこさんの「十二の嘘と十二の真実」という本を読みました。

王や后や公爵や侍女が登場するファンタジーのような物語と
平成の大合併やら温暖化やらを普通に口にするどこかの田舎町の老女の語りとが交互になっています。

いつも欲しい言葉を語る侍女。

あなたは正しい。
あなたは美しい。
あなたは偉大な方。

その言葉に頼って、いろんなものを見失っていく后。

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2010/06/15

おもしろいやつが一番。

あさのあつこさんの『The MANZAI 5』を読みました。
最終巻です。

主人公の歩は自滅体質だということがわかりました。
いわゆる誘い○○。
しかも特定の相手にのみ、女王様気質です。
ますますもって正統派の誘い○○。

彼らの仲間に、わたくしたちの腐った遺伝子を立派に受け継いだ女子がいます。
森口さんといいます。
そんな森口さんのかっこうの餌食です。

いいじゃないの。
しあわせならば。

好きな子を笑わせたい。
袖振り合うも他生の縁。
出会った人を笑顔にしたい。
ちいさな下心で、世界は意外と救われるのかも。
そして自分自身も。

漫才も宝塚も、単純で純粋な動機がなによりたいせつなのかもしれないですね。

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2010/06/14

ロミジュリ。

あさのあつこさんの『The MANZAI 4』を読みました。

ひゃ~ 青春です。
気がついたら、カップルが2つできていました。
残る3人も三角関係?・・・なのかな?

“ストレートしか投げない野球部のエースのような”(比喩です)の発光美少女、恵菜。
彼女が幼稚園の頃から想い続け、いまも本気で好き、と公言している相手が、
主人公の歩を漫才の相方にしようと、熱烈アタックをくりひろげる秋本。(漫才の相方だけ・・・?)
その秋本から逃げ惑っている歩が、秘かに想う相手が、恵菜。

このパワーバランスが、面白いです。

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2010/06/13

しょうがなくないこと。

あさのあつこさんの『The MANZAI 3』を読みました。

ジュブナイルですから。
ポプラ文庫ですから。
すぐ読めます。軽いです。
かわいいです。
でも、じんわり深いです。

世の中はしょうがないことだらけ。
思い通りにいかないことだらけ。

「けどな、全部やない。しょうがなくないことやって、かなりあるはずや」

まっすぐに、下心を抱いて生きるってすばらしい。
下心は大事です。
下心が原動力。
下心があるから、人はチャレンジできる。
無謀なこともがんばれる。
下心があるから、他人とも関われる。
下心を馬鹿にしてはいけません。

世界を動かすのは、個人個人が抱く下心だ!
(えっ、そういう話だったっけ…)

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2010/06/04

自尊心を裏切らない。

あさのあつこさんの文庫版『The MANZAI 2 』を読みました。

主人公の歩は中3男子。
ですが、もうまるで立派なヒロインになってます。
登場するどの女の子より、ヒロインポジです。

元クラスメイト(男子)に押し切られそうでヤバイです。
おばさんたちにもモテモテ。
「将来は、宝塚を目指したらええと思うで」
とまで言われてます。
繰り返しますが、主人公の歩は中3男子です。

相変わらず繊細で人の気持ちに敏感で暴力が苦手で
悩みやすい性質ですが、
良い仲間に囲まれて幸せそうで、読んでいてうれしいです。
がんばれ。
と思います。

読みやすい作品で、予定外に早く読み終わってしまいました。
月曜日までどうしよう。何読もう・・・。

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2010/06/03

ふつうじゃない。特別なんだ。

あさのあつこさんの文庫版『The MANZAI 』1巻を読みました。

10年ほど前、岩崎書店からハードカバーで出ていたのを読んだことがあるのですが、
いつのまにやらポプラ社から文庫が出てました。
しかも5巻まで。
ひょえ~。

ということで、観劇予定がないこの機会に1巻から読むことにしました。
正真正銘のジュブナイルです。

心の傷をかばいながら「ふつう」でいようとする中2の少年が主人公。
転校先のクラスメイトから、漫才の相方を申し込まれ、
文化祭でロミジュリのジュリエット役をやるまでの心の成長を描いています。

ストーリーはそれだけなんですが、登場する少年少女たちが生き生きとしています。

母親の笑顔を引き出そうと気を遣う少年がリアル。
あさのさんの描く母親は、どこか精神的に脆い人が多いですよね。
「バッテリー」の巧の母親もそうでしたが。
むずかしい年頃の息子にどう対応していいのかわからなかったり。
母親だって人間なんですよね。

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2010/05/25

夜叉桜。

あさのあつこさんの『夜叉桜』を読みました。
『弥勒の月』の続編です。

相変わらず信次郎はいやなやつです。
相手を嬲り苛むことにかけては天才的。

そんなサディスティックな男のおとないを拒めない男。
――― とか書くと、誤解を生みそうだな…(^_^;)
まあ、間違えてはいないと思うんですけど…。
言葉にすると、やっぱり事実と乖離する…?

今回は、物語が終盤にさしかかるまで、あまり心にしっくりこなくて
あまり好きになれない作品でした。
終盤から面白くなったけど。

しっくりこなかった理由は大きく2つかな。

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2009/11/29

いやなやつ。

私の本ソムリエのU月の勧めで
あさのあつこさんの『弥勒の月』を読みました。

あの『バッテリー』の作者の時代小説です。

まるでブログのように読みやすかったです。
(高村薫さんに苦戦中なのです・・・がんばる・・・)

主人公の1人、同心の信次郎は嫌なヤツです。
頭が切れ過ぎて、腕が立ちすぎて、能力がありすぎて
自分についてこれないやつら=世の中に倦んでいます。

乱世に生まれていたら、自分の実力ひとつでのし上がって
凄絶に生き、壮絶に死ぬような男だと思います。

『バッテリー』の原田巧が花のお江戸に生まれて
大人になって同心になってたら、こんな感じかなぁなんて思いました。

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