カテゴリー「 \ 宙 組 !!/」の224件の記事

2020/08/20

かんたんに言ってくれる。

8月18日にシアタードラマシティにて宝塚歌劇宙組公演「壮麗帝」千秋楽の2公演を見てきました。

プロローグから歌舞音曲に目と耳が喜ぶ公演でした。
数か月宝塚だけではなくすべての観劇から遠ざからずを得なかった身にはとても沁みました。
この1か月で見た「はいからさんが通る」「Flying SAPA」と比べても宝塚歌劇らしいお約束がふんだんにある作品で「私いま宝塚を見てる~」と実感しました。

初見は「宝塚」を見たことにただただ満足な私でしたが、脚本的にはエピソードの羅列というかロジックがないというか、こどもの話をうんうん、それで?と聴きながら、あ、ヤマもオチもナシか(笑)となるようなそんな感覚でした。
同じ回を見た方が終演後の感想で「年代記」とおっしゃっていたのですがまさにそれだなと思いました。
魅力ある役者たちが演じて見せる「歴史秘話ヒストリア」「ぜいたくな年代記」ですね。

皇帝が即位するとき継承権をもつ他の皇子を殺めるのがオスマンの慣習と聞かされたヒロインのヒュッレム(遥羽ららちゃん)が、慣習は改めればよいと、家族が仲良く暮らすのは素敵なことじゃありませんかと言って、心優しき皇帝スレイマン(桜木みなとさん)の心を動かしていました。
スレイマンも仲の良かった異母兄が自分のせいで殺されたから彼女の言葉が響くのだろうなぁ。

さあこれからどうするのかお手並み拝見!と思って見ていたんだけど。

次々に子どもをこさえるだけで、もしかして何もしていない・・・??
「可愛いなお前は」とか言われている場合じゃないですよ。

皇帝の側室は1人しか皇子を生まないのが慣習、何人も皇子を産めば同母の兄弟同士で殺し合うことになる、それでもいいのかと真意を母后ハフサ(凛城きらさん)に問いただされても、兄弟が仲良く助け合って国を治めればよいという以上のことは言わないヒュッレム、確実に我が子に迫っている危機について考えているのはそれだけ? と思いました。
とうぜんながら母后にわかってもらえなくて、ひとり「伝えたいことが言葉にできない」的なことを歌うけれど、すでにこの世に生まれた息子たちをどう守っていこうとしているのか、なにを訴え理解してもらいたいのか、それをつたえることを母として命懸けでやらないでどうするの?! 
(ていうかですよ、そのヒロインの思いなり覚悟なりを言葉に尽くして観客に見せるのが脚本家の仕事じゃないのかな~? 「言葉にできない」でわかってもらおうっていうのは観客に甘えすぎじゃない??とも思いました)

慣例を破りヒュッレムひとりを寵愛し次々に子を産ませているスレイマン。
子どもを多く作ればそれだけ殺される子どもが増える。そうならないための手立てはなにも講じていない。
子どもたちは成長し、寵妃ヒュッレムの一番目の息子の第二皇子が次期皇帝の有力候補と目されるようになると、とうぜん第一皇子の母マヒデブラン(秋音光さん)は危機感を募らせヒュッレムを毒殺しようとして露見。
スレイマンはマヒデブランと第一皇子を地方へ封じるも、それがゆくゆくの火種となって祭り上げられ反乱を起こした第一皇子を処刑するはめに陥る。
すべては自分が蒔いた種だ。寵妃の命が狙われるのも、自分が息子を処刑することになるのも。
そうならないためにある慣習なのに、それを破りながらなにも対処していないんだもの。

馴れ初めし頃、国境付近の小競り合いで故郷が被害を受け奴隷に売られたヒュッレムに同情し自分の責任だと言い、平和を望む彼女の言葉に肯きながら「国境のない世界をつくるために戦う」と言ったスレイマン。
その「戦う」は比喩でもなんでもなく、戦争をして領土を広げていくってことですよね。ヒュッレムの身にかつて起きたことを、さらにどんどん起こしていくって彼女にむかって宣言しているのですよね。
(ニコニコ聴いているヒュッレムもどうなの・・・汗)

対話になっていないのですよね。対話しているようで噛み合っていない。
たがいに耳の遠い祖母と大叔母の会話を聞いているような感覚に陥りました。(相槌を打ちながらそれぞれちがうことを話していたなぁ)

ともに育ち信頼していた大宰相イブラヒム(和希そらさん)があんなにかんたんに敵の奸計に堕ちるのもどうしても解せない。
なにかに囚われすぎて目が曇っていたの? そこを描いて見せてほしかったなぁ。

なんというか元ネタはドラマチックだから尺はあるけど、物語としては伝記よりもさらに浅くて軽い、抗いもせずなるようになった年代記だったなという感想です。

と言いながら、タカラジェンヌのパフォーマンスをおおいに愉しみ、プロローグのベリーダンス衣装のららちゃんに溶かされ、ハティージェの天彩峰里ちゃん可愛い~、こってぃ(鷹翔千空さん)悪~い、水音志保さん素敵、七生(眞希)さんほくろ~♡ 群舞のカズキソラッ! ハフサ様のお化粧で燕尾の凛城さん♡となり、ずんちゃん(桜木みなとさん)の挨拶に感動し満足して劇場を後にした私でした。

こうして文句も言いつつ心ときめかせつつ宝塚が見られるってことが、ほんとうにしあわせなことだと感じています。

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2020/08/13

どんな世界をつくるか競争ね、わたしたち。

究極の融和、ユートピア思想、それを渇望するわけ。
ちがいが争いを、分断を、不幸を招くと考えたから。
神の恵みが当たり前の人びとと明日には命がないかもしれない憐れなみなし子。

8月4日と5日、梅田芸術劇場メインホールにて宝塚歌劇宙組公演「FLYING SAPA -フライング サパ-」を見てきました。
以来ずっと心のうちでブコビッチ(汝鳥伶さん/穂稀せりさん)と対話をしているような気がします。
彼がめざしたもの。彼がわかってほしかったことを知りたくて。

ブコビッチと対話したオバク(真風涼帆さん)は宇宙へと冒険の旅に出ることを決意。
崩壊した共同体のシステムの再構築に関心を向ける人ではなく、未知をもとめて刺激的で外的リスクの多い人生をその足で歩いていきたい人なんだな。
たしかにそういう人だったと思います。SAPAの違法ホテルに目的地へ向かうでもなくぐずぐず停留していた人たちを一蹴したり、「自己責任」を口にして人助けは不本意そうだったし。レジスタンスとして活動していたのも誰かのため社会のためではなくブコビッチへの憎しみのため、それだけだったのじゃないかな。

その彼の無謀ともいえる旅にポルンカの人口の半分(15,000人?)の人びとが同行するというのがどうにも解せないのです。
いつの間にそれほどの人びとを束ねる艦長と認められる人になったのかな。
その15,000人とはどんな人たちなんだろう。タフで健康で夢のある人たちかしら。

私だったらオバクにはついていかないなぁと思います。福祉とか医療とかに感心がなさそうなリーダーだし。
ピカピカのキレイゴトと批判されても「誰も見捨てない」と言ったノア(芹香斗亜さん)とポルンカに残りたいなぁ。
ノアを批判したイエレナ(夢白あやさん)は「サーシャ(オバク)だったら」と言いかけたけど、オバクだったら「自分の身は自分で守れ」と言ったはずと言いたかったのかな。

そんなイエレナもオバクたちとは旅立たずポルンカに残るという。子どもが生まれるからと。それは口実かもしれないけれど、それが口実になるくらいには、子連れでは困難な旅ということなのだろうな。
誰でもが行ける旅じゃない。

そんな旅に行きたい人びと、行くことができる人びと・・・夢と自信に満ちた人びとを統率するオバクとともに旅立つミレナ(星風まどかちゃん)。
微笑ましいクーデターを起こしてポルンカに残り黴臭い民主主義とやらをやりなおすと宣言するイエレナ。ノアとともに。
それぞれに苦しみ自分を苛み抜いた2人がふたたび友情をわかち抱擁する場面が大好きでした。
「どんな世界をつくるか競争ね、私たち」と。
壮絶な15年間を過ごしてきた2人。愛についてはこれからたくさん学んでいくのだろうな。
そして憐れなみなし子ブコビッチと内なる対話を登場人物のだれかひとりでもいいのでしていてほしいな。ときどきは。

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2020/02/25

方々、さらばでござる。

2月12日と16日、東京宝塚劇場にて宙組公演「El Japón(エル ハポン) -イスパニアのサムライ-」と「アクアヴィーテ!!~生命の水~ 」を見てきました。
2月16日は千秋楽でした。東京宝塚劇場で千秋楽を観劇するのは、凰稀かなめさんの退団公演以来です。(近年はありがいたいことに映画館のライブビューイングで見させてもらっていますが・・時代は移り変わりゆきますです)

同公演は、宝塚大劇場で12月上旬に観劇して以来2か月ぶりの観劇でした。
待ち遠しくて、1月の終わりに観劇まであと何日かなぁと考えて、まだ半月以上も先なことに愕然としたりもしていました。
この公演は上演期間が1か月半と通常より長かったのでした(涙)。(「白夜の誓い」の時も1か月半だったので、東京の2月公演はそういう傾向なのでしょうか)

ということで待ちに待っての観劇の感想です。

「エルハポン」はストーリーの流れがすごくよくなっていると感じました。出演者全員の目指すところが1つになっていると。
そのうえで、それぞれの役の奥行きも感じられてとても面白く観劇しました。

いちばん変わった印象をうけたのは、星風まどかちゃん演じるカタリナかな。心の動きがすごく伝わってきました。
酒場でのシーン。いつもより声のトーンがちがうカタリナ。無理に明るくふるまおうとしているよう。
治道の帰国が近いことを知り1人ですべてを背負う覚悟でいるのかなぁ。でも寂しさは隠せないでいる。昔の幸せな頃を思い出したり。明るく自分に言い聞かせてみたり。揺れ動いている気持ちがすごく伝わってきました。

いつもは気丈なカタリナの弱さに触れた治道の戸惑い、心に湧き出す愛しさ、その思いゆえに彼女が笑みをとりもどすように柄でもないダンスを自らいざない(でもいつのまにかあっさり会得していた・・さすが剣士)、というそんなエモーショナルな流れが手に取るように見えて。
いつのまにか言葉はなくとも交わす目線とダンスとで心を通わすようになっていた治道とカタリナに涙しました。
そこから治道と訣しあらためて覚悟を決めたカタリナが歌うアリアのなんとも心に沁みること・・。2人の芝居がここまで来たのだなぁ。
真風さんは心を打つ芝居を自然にする人だなぁ。そして千秋楽にはずれなしの人だなぁと思います。
みちすじがちゃんと見えている人なんだろうなぁと思います。

主演の2人の芝居の深まり。そして2人とはちがうところで繰り広げられる人物たちの生き様、咆哮もさらに面白くなっていました。

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2019/12/12

おまえの決心は俺が見とどけてやる。

12月9日と10日、宝塚大劇場にて宙組公演「El Japón(エル ハポン) -イスパニアのサムライ-」と「アクアヴィーテ(aquavitae)!!~生命の水~ 」を見てきました。

前回11月22日23日に見たときは、うまく咀嚼できないまま飲み込んでしまったような腑に落ちない印象を受けていたのですが、今回はぐいぐい引き込まれて集中して見ることができました。
ストーリーを追いながら集中して見ていると、あっそうなんだ、なるほどの連続。どの場面もどのセリフも、見逃すのが聞き逃すのがもったいなくて、ビューポイントも多々。目が足りない。となりました。

真風涼帆さん演じる主人公(蒲田治道)が内省的なサムライというキャラクターなので、役柄的に受け身なため、周りが強く押さないと強く押し返せない。周りの芝居しだいで起伏が乏しい作品になってしまうように思います。
前回見たときよりも周囲の人たちの気持ちが強くなっていたのが集中して見られた理由じゃないかなと思います。

とくにエリアル役の桜木みなとさんが変わったかも。より漫画的に押し気味に治道とかかわっていってた気がします。ひとの話など聞いちゃいない(笑)。一方的なエリアルに、そんなつもりはないのに巻き込まれてしまう治道が好きでした。
さらにもっと過剰にナルシストに演じてもいいのではないかしらと、そのほうがぜったいにたのしい(笑)。

それから、はる役の天彩峰里ちゃんも漫画的な役づくりが活きているなと思います。
今回は、ほかの奴隷に売られた女の子たちもキャラが濃くなっていて、みんなでわちゃわちゃしている場面がたのしかったです。それぞれにちゃんとキャラがあるのだなと。ロベルタ(花音舞さん)やアレハンドロ(芹香斗亜さん)とのかかわり方にも個性が見えました。

ドン・フェルディナンド役の英真なおきさんはいわずもがなで心得ていらっしゃる。目つきからセリフ回しから絵に描いたような下種が過ぎる悪党。こんなふうに演じられたらたのしいだろうなぁ。
ドン・フェルディナンドの手下の黒マントの軍団が、前回見たときよりもカッコよくなってました。スタイル良い人たちがマントを翻す姿は眼福。(下級生だと思っていた人たちがどんどんカッコよくなってきてて焦る~でも帽子が目深でいまいち判別がついていない私です・・涙)
せっかくなので、次に出てきたときにも誰が誰とはっきりわかるキャラづくりにするといいのになぁと思います。
あの悪辣な奸物ドン・フェルディナンドの手下となるような人たちだから、それは一筋縄ではいかない気性とか裏事情がありそう。

ヒロインのカタリナ役の星風まどかちゃんが情感豊かになってていてすごいなぁと思いました。肌色と合わないなぁと思っていたドレスもすっきりとして見えました。
なのに、まどかちゃんが存分にヒロイン力を表現できる場面がないのだよなぁ。
剣術の稽古を通じて治道との心の距離が近づく場面とか、治道の帰国が決まった知らせをうけて心揺れる場面とかは描かれていないのですよね。
2人が剣術の稽古をしているはずの時間に、宿屋の女の子達と使節団の若者たちが元気にエイヤー!やっている場面を見ている場合じゃないのよ私は~!(可愛いけど)

一緒に観劇した初見の友人も、意識が飛んだときに肝心な場面(治道とカタリナが心通わす場面)を見逃してしまったと思ったと言っていました。
いやいやいや、そもそもそういう場面がないのです。びっくりですよね。
どうやらこの物語りは、私たちが思っているのとは異なるロジックではこばれているようなのです。
それゆえに初見では上手に咀嚼できなかったのだと思います。

ストーリーを追いながら気づいたことですが、この作品は、少年漫画の流儀で見ないとだめなんだと。
「死に時を探して無為に生きていた主人公が、マストアイテムを得て覚醒する」物語なのだと。
そのアイテムが、守るべき人、倒すべき悪、ライバル、そしてトモダチ。
目的が達成されたとき、おのずと恋も成就する。そういうロジックなのだと。
(だから恋愛模様の展開にはあまり場面を割かないのだろうなぁ)
守るべき人とは、主君であったり愛しく思う人であったりですが、あちらがどう思うかは関係なく、自分がこの人と決めた人のこと。
ライバルはこの作品では変則的で、主人公は意図せず勝手に巻き込まれてる(笑)。トモダチもまぁそうかも。

基本的には翻弄され型の主人公で、内省的な恋愛体質なので、彼を動かすには突拍子もない人物や出来事が必要なのだと思います。
アレハンドロみたいなトモダチが。
宿屋の主人におさまっても、いろんなもの(事件)をアレハンドロが持ってきそうだな。そのたびに巻き込まれる治道、みたいな-その後のイスパニアのサムライ-のスピンオフが見てみたいなと思います。(こんどこそマカロニ・ウエスタンになるかな)
もちろん、もれなくエリアスと藤九郎(和希そらさん)がくっついてきますね。 

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2019/11/29

血路はこの手で開く。

11月22日と23日に、宝塚大劇場にて宙組公演「El Japón(エル ハポン) -イスパニアのサムライ-」と「アクアヴィーテ(aquavitae)!!~生命の水~ 」を見てきました。

「エルハポン」は日本物と洋物の両方の宝塚を楽しめる作品でした。つまり真風涼帆氏の魅力を二倍堪能できるってわけです。
なにを着てもお似合いの真風さん。登場後一瞬にして脱ぎ捨てるためにだけに着用したと思われる菊花の縫取りのマントとか!(笑)。

初日があけて1週間足らずだったのですが、作品全体の目線が定まっていないような印象をうけました。まだ演者の皆さんのエネルギーがどこに向かっているのか行方知れずというか。盛り上がりのないまま大団円になっちゃった?という印象。
真風さん演じる治道が、おのれの死に方をさがしているような気持ちに抑揚の少ない役のせいもあるかもしれないけれど、台詞が単調に聞こえて心に引っ掛かって来ないと言いますか。
藤乃(遥羽ららちゃん)との場面がいちばん好きだなぁと思ったのは、たぶんこの時の治道の気持ちがいちばんリアルに伝わってきたからかなぁと思います。
過去の場面と現在とで、治道の心情にもっと緩急がつくといいのになぁと思いました。

いちばん心動かされたのは、治道がカタリナ(星風まどかちゃん)をドン・フェルディナンド(英真なおきさん)の館から救出する場面でした。
あのときもこんなふうに愛しいひとの手を取って、敵から護り戦い、血路を開きたかったよね・・・。
かつて叶わず残した悔いを、いまこのとき実現できている彼の姿にきゅんとしました。一度は死んだ彼の心が息を吹き返す瞬間を見ているようで。
生きていたら、昔の自分ができなかったことができる日がくる。それを希望と呼びたいと。
ラストシーンにもその希望がかんじられて温かいものが心にひたひたと満ちてくるようでした。エリアル(桜木みなとさん)も藤九郎(和希そらさん)もきっと今日の自分が持っていないものに手が届く日がくるよねと。

願わくば、まどかちゃん演じるカタリナに最愛の夫を亡くした女性の憂いとか漂う情感とかあるといいのになぁと思いました。元気に働く宿屋の女将さんなんだよなぁ。
それから、肌を黒く塗り過ぎな気がしました。どういうルーツの女性だろう。

治道とカタリナ、とおく東の最果てから辿り着いたサムライとスペインの街道筋の宿屋の女将、まったくかけ離れた文化や死生観をもっているはずなのに、内側にはたがいに通ずる悲しみや虚しさを抱いている・・・。そのたがいの心のうちを見つめ合う視線が見えたら良かったなぁ。
喪服を脱ぐ決意をするところ、治道と街で逢うときの気持ち、彼女のなかの頑なな花蕾が段階を経てほころんでいくような色めきが見えたらなぁと思いました。
なにゆえ誰がためにフェルディナンドのもとへ行こうとしているのか。しめっぽい女性に演じないところは好きだったけど、ただ正義感の強い勇ましい女性に見えてはつまらないなぁと。
ラストで、彼女は心から治道とともに生きたいのかな、打算じゃないのかなと疑ってしまったのですよね。それじゃああまりに治道が間抜けに見えてしまうから。そんなことはないと思いたい。

それと今回のお芝居、ショーを通じてなのだけど音響が悪く感じました。
お芝居では効果音がやけに大きく響いて、逆にセリフがマイクに乗らず聞き取りにくくかんじました。
セリフが単調に聞こえたのはそのせいもあるのかも。ニュアンスの変化を拾いきれていなかったのではと思いました。
2公演、ぜんぜん別の席でそうかんじたのですが・・・。気のせいかな。

お話自体は好きなので、細部に引っ掛からずにお芝居をたのしめますように。(あのラストはなんどでも見たいです)

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2019/10/26

死ぬまで一緒だ。

宝塚歌劇宙組全国ツアー公演のショー「NICE GUY!!」は、初演の頃は宝塚をあまり見ていない時期で、生で観劇したことがありませんでした。
のちにCSで放送された時に宙組&大介先生のショーだ♡と期待して見始めたのですが、どうしても受け付けない場面がさいしょのほうにあり挫折してしまった思い出があります。

全国ツアー公演の演目が発表された時には、そのまま上演して大丈夫なのかしらと心配したのですが、その場面は新場面に替わっていて、苦手だった場面がなくなってあらためて生で見ると男役のカッコよさが満載で、再演が熱望されていたのも肯けました。

『NICE GUY!!』つまりテーマはズバリ男役!!という潔いコンセプトどおり、青木先生によるキャッチーな主題歌で男役がカッコよく歌い踊り、かつ笑っちゃうほどのキザを競うように見せつけられて目が足りませんでした。ショーの最初から客席降りも織り交ぜられ畳みかけるように心を掴まれてからパレードまで、毎回あっという間だった気がします。

ショーの副題に「Sによる法則」とあるように、歌詞のサビの部分がSではじまるフレーズになっているんですよね(ということは、初演はYではじまるフレーズだったのかな)。その歌詞がけっこう笑わせにかかっているなと(笑)。あ、もしかして私がキザに直面すると笑っちゃう性質だから笑ってしまうだけで笑わせるつもりではないのかな。でも「死ぬまで一緒だ」と微笑みながら歌う真風さんを見たら笑っちゃうしか。この現実を私はどう受け止めたらいいのか。ありえないものを見ているなと。
現実じゃないものがそこに在る。
嘘も本当にしちゃう力。それこそスターたるゆえん。

たくさんの幸せな嘘で成り立っている宝塚においては、嘘だってわかっていても信じさせてしまう魔力があってこそ、トップスターなのだなと真風さんを見ていると思います。
真風さんを見るたびに、「だまされないぞ」「だまされるものか」と心で唱えている私です。気を許したら一巻の終わりだと思っています。
だまされてはそれを打ち消し、だまされては打ち消すを繰り返しているうちに終幕となり、夢のつづきをまた見たいと思ってしまうのだと思います。
真風さんには気をつけよう。危険すぎる。

トップコンビの真風涼帆さんと星風まどかちゃんの痴話げんかの場面も大好きでした。
調子に乗ってカッコつけまくる真風さんの前場とのギャップがツボ。長身さんだからコミカルなポーズがなおさら独特のハマり具合でたまりません(笑)。
そしてまどかちゃんの「涼帆のせいよ!」(笑)。トップスター様を呼び捨て?!(これを言わさんがためのあえてのこのキャラ設定とシチュエーションですか大介先生??)
現実では絶対にありえない、これも嘘の世界。(見ているほうがドキドキ)
―― 嘘の中にある真実がほのかに見える感じにドキドキしたのかもしれません。
一歩まちがえたら悪趣味になりかねないけど、まどかちゃんの一生懸命なプロ根性と真風さんの器の大きさをご当地ネタとともに楽しめる場面でした。
このバランスが魅力のコンビだなぁと。
真風さんのホールド力がいまの宙組のベースだなぁとつよく感じる場面でした。

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2019/09/26

将来のために。

9月8日に熊本市民会館、9月14日、15日、16日に福岡市民会館にて宝塚歌劇宙組公演「追憶のバルセロナ」「NICE GUY!!」を見てきました。

観劇の翌日には熊本城を観光しました。ボランティアの方にガイドをしていただき有意義な時間となりました。しかしとても暑い日でした(笑)。
復興中の熊本城の様子を間近に見ることができる加藤神社には、加藤清正の生前の口ぐせだという「後の世のため」という幟がはためいていて、前日「追憶のバルセロナ」で真風さんが演じていたフランシスコが芹香アントニオと誓い合っていた「将来のために」という言葉に通じるなぁと感慨深かったです。熊本城復興のために尽力している人びとや真風さんが熊本出身ということとも合わせていろいろ思わずにはいられませんでした。
(初演では退団される絵麻緒ゆうさんと成瀬こうきさんが交し合っていたセリフでもあるんですよね。正塚先生はここになにを込めたかったのかなぁとか考えてしまう印象的なセリフでした)

「追憶のバルセロナ」において、フランシスコ(真風涼帆さん)とイサベル(星風まどかさん)の関係とおなじくらい好きなのが、フランシスコとアントニオ(芹香斗亜さん)の関係です。
アントニオの考え方、立場がこの作品の世界観や作者の内心を表現していると思います。どうするべきか、なにを大切にして生きるべきかという問い。
無二の親友でありながら考え方が異なってしまった2人ですが、心からの信頼があればこそ、相手とはちがう考えをぶつけ合える2人の関係が好きでした。

命を懸ければなんでも守れると純粋な情熱に身を任せ戦争に赴いた若い2人が、現実の戦争の辛酸をなめ、1人は現実的な手段で生き残り、裏切者の汚名を着る覚悟で人命を救うために奔走する。
また1人は瀕死のところをロマの人びとに助けられ、社会の底辺で虐げられながらも仲間との強い絆のもと逞しく生きるその生き方に触れ(「ロマの女なんかどうにでもなると思ってやがる」のは決してフランス兵だけではないでしょう)、自分も草の根から人民に呼びかけ同志を増やし、ゲリラ的戦術でフランスの支配からスペインを取り戻す道を選ぶ。
再会するも考え方も生き方も対立する立場になっていた2人。けれど当時のフランスはとうにアントニオが共感した共和制や人道思想が通じる国ではなくヨーロッパ中を征服戦争によって蹂躙、支配しようとする国となっており、それを身をもって知ったアントニオもまたフランシスコと手を結びフランスに抗戦する立場に転ずる。

――というのが2人の生き方のおおまかな変遷かなと思うのですが、アントニオのセリフがバルセロナの状況を表し、またはフランシスコの心を大きく揺さぶるものでもあるのでとても重要だと思うのですが、芹香さんの滑舌が心配になるレベルで不安定なのが気になりました。これからますます重責を負う立場の人ですし将来を望まれている人だから放置せず専門家に相談されていたらよいけど・・・。
「妻になにをした!」というアントニオの咎めを聞いたフランシスコのマスクの下の表情が変わる瞬間が好きだったので、毎回あのセリフが明瞭に響くことを願っていました。
親友を思って歌う新曲はとても良かったです。歌唱力も雰囲気も。歌う時のシリアスめな表情が知的なかんじですてきでした。スマートかつ内心に憂いを秘める役が芹香さんにぴったりだなぁと。
歌がメインの作品なら不安はないのですよね。
個人的には、真風さんと芹香さんで「メランコリック・ジゴロ」や「愛するには短すぎる」などのバディ感のある、正塚先生の軽快なコメディを見てみたいと思っているので滑舌が改善されるといいなと思います。

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2019/09/20

それが惚れるってことじゃないのか。

9月8日に熊本市民会館、9月14日、15日、16日に福岡市民会館にて宝塚歌劇宙組公演「追憶のバルセロナ」「NICE GUY!!」を見てきました。

「追憶のバルセロナ」は正塚先生の作品としては珍しいコスチュームプレイで個人的に好きな作品でもあり、いまの宙組での再演はうれしかったです。
正塚作品独特の間やセリフでありながら現代劇ではなく時代物であることが、いつもよりさらに難易度を上げているかんじで、熊本で見た時はいまひとつ力不足かなと思う部分もあったのですが、1週間後の福岡公演ではそれもかなりこなれて、タカラジェンヌの吸収力と成長は凄いなとあらためて思う次第でした。

往年の柴田作品に対するオマージュでもありつつ、正塚先生世代独特の価値観も随所に見える作品だなぁと、そこに私は惹かれるのかなぁと思いました。
ロマのロベルトに言わせている『惚れた相手が行きたいならそれがどんな所でも一緒に行こうとするんじゃないのか。それが惚れるってことじゃないのか』とか。往年の柴田先生の作品を見て蟠っていたところに刺さってくるのですよね。
おとぎ話だよねとも思うし、戦後生まれの浅薄な理想かもしれないけど。でもそこが好きです。
理想はいつかかたちになるかもしれない。そんな希望が抱ける世界が好きです。

柴田先生の作品ならばきっと「酒場の女」と「良家の令嬢」という属性で分けられたそれぞれの女性は、その垣根の中から決して外へ出たりはしない。
青年貴族である主人公は、市井にある時は片方の属性の女性と燃えるような恋愛をして、みずからの本懐を遂げたのちは心を切り裂いてでもその熱情を断ち、戻るべき場所=もう片方の女性が属する場所へと戻っていく。
主人公目線からすれば、貴族の継嗣に生まれた者が、青春という刹那の時間を生きたのちに、生まれた時から授けられた重責を背負う覚悟をもつまでの心の軌跡を描いたということになるのかもしれないけれど、ヒロインを思うと私は釈然とはしないのです。
『私にはずっと結婚を待たせている心優しい許嫁がいる』と予防線を張って付き合い始めるとか、女性にランクをつけているからこそできるわけで。いまの時代にこういうものを見せられてどう思えというのかと。これがかつての男のロマンなのかとか? 主人公もつらいよねとか?
たしかに一瞬憂いを帯びた美しいお顏にだまされはしましたけど。でももう無理。(完全に「バレンシアの熱い花」を想定中)
かつての名作も、いま上演するなら内容は吟味してほしいと思います。
でもそうは言いつつ、往年の柴田作品ほどのクオリティの脚本が書ける人が現時点でいるかというと難しいのだろうなぁ。

ゆえに、こんなふうに次の世代の作家がオマージュやリメイクをする試みは面白い実を結ぶやもしれないなと思います。
この「追憶のバルセロナ」も初演は17年前。『ずっとそばにいてくれ、それがお前の力だ』『自分のことのようにあんたを思ってる』―― いまならこれが男女逆でもいいのになぁと思ったりもします。でも正塚先生だからそれはないな。いつか若手の女性作家さんの手で描かれる日が来るといいな。

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2019/07/31

教えて神さまほんとうの愛の在り処を。

7月12日に東京宝塚劇場にて宙組公演「オーシャンズ11」を見てきました。

前日に帝国劇場で「エリザベート」をマチソワ後に一緒に食事をしたヅカ友さんから、私がマチネを観劇している時に柚香光さんの花組次期トップスター就任決定の発表があったことを聞きました。
そっかぁ! 礼真琴さんに続いて95期から2人目のトップスターが誕生するんだなぁと。
そうえいば、琴ちゃん(礼真琴さん)の次期トップスター決定のニュースもムラの「オーシャンズ11」観劇中の幕間に知ったのだっけ。
あの時も95期凄いなぁと思ったのですが、その日帝劇で見た「エリザベート」の主演のちゃぴ(愛希れいかさん)も、マデレーネ役の内田美麗さん(麗奈ゆうさん)もヘレネ役の彩花まりさんも95期で、外部の舞台で95期大活躍中だなぁと思っていたばかりで、そこにさらに柚香さんのニュースで「95期凄い!」ともう何回目かわからないけど思ったのでした。

そして、その「オーシャンズ11」東京公演の感想を書こうと思っていた矢先に『FNSうたの夏まつり』という番組に出演した雪組の朝美絢さんの反響がすごくって、またも95期か・・・(笑)となっていたところで見つけた元宙組の朝央れんさんのこのツイートがぐっときました。

https://twitter.com/asao_ren_/status/1154347003666505728

朝央さんも95期。宙組公演「天は赤い河のほとり」で退団。
そうなんですよねぇ。95期が初舞台を踏んだ2009年はリーマンショック後の景気後退真っ只中。
初舞台公演中にパンデミック宣言された新型インフルエンザの国内初の感染者が神戸で確認され兵庫の小中高が臨時休校になるなどのニュースが毎日のように報じられてムラ界隈では外出を控える人々が多数、ムラ中のコンビニやドラッグストアからマスクが無くなる有り様で。そういう中で千秋楽を迎えた初舞台公演だったのでした。
そして2011年の東日本大震災・・・。宝塚の大変な冬の時代をその目で見て過ごしていた期でもあるんですよね、彼女たちは。

2階に一桁しか観客がいない劇場、1階の両サイドが空いている劇場で公演をしてきた彼女たち。
その公演にも通っていたファンがいるんです。
その時期を全力で公演していた先輩の生徒さんたちがいるから今があること。
その劇場になんども通っていたファンがいるから今があることを忘れないでいてと思います。

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2019/05/27

風が吹けば当てるかもしれない。

5月23日に宝塚大劇場にて、宙組公演「オーシャンズ11」を見てきました。
繰り返してしまいますが感動作ではないけど見て損はない楽しい作品だなぁと思いました。
かっこいい男役さんたちを見られるというのがなんといっても美味しいなぁと。

真風さんはお化粧が綺麗だなぁ。それに表情が大人っぽくてかっこいいなぁ。と思いました。
ほんと、求められている自分をわかっている人だよねぇ。自己プロデュース力が凄い。
ラスティががんがん行っている時はスッと引いたり。場を読むよねぇ。
テスが一生懸命に訴えている時は口を挟まず言い終わるまで待つ。・・みたいなところ好きです。
(私の頭の中で真風さんとダニー・オーシャンが区別できなくなっていました・・笑)
なんというか、真風ダニーは女性を鼻で笑ったりしないところが素敵だよねぇと思います。
抑制が効いているところが大人っぽくて色気があるなぁと。紳士だよねぇ。
・・・いやいやちょっと待って。紳士的でも詐欺師だった。気をつけなくちゃ。

人間的な魅力は半端ないけれど、冷静に考えたら前途ある若者たちを詐欺仲間に引きずり込もうとしたり、まだ人生経験の浅いピュアな女性に自分の価値観を押し付け判断力を揺るがせてコントロールしようとするろくでもない人じゃないの。
本能に従えと言うのも勝算があるからですよね。自分の雄の魅力に自信あり。相手に対する効力が自分にはあると確信あり。
そんな自信を持ち続けていられるのも、自分の力量を発揮する場数をいくども踏んできた経験があるからだろうなぁ。
でもほんとうにそうなのか。ダニーにだって結果はわかりはしないから常に一か八かの賭けであることには間違いはないのか。
確実性と不確実性の狭間でどんな顔でいられるか。そんなとき内心はどうあれ揺るぎなく存在して見せるところがダニーの魅力なんだなぁ。
いやだけど、その賭けに出る前に打てる手(心理戦)は打っているところはやっぱり駆け引き上手の勝負師なんだなぁ。
「風が吹けば当てるかもしれない」――― 風吹かせちゃうでしょ、自分で。
まだ若くて己の判断力に揺らぎのあるテスが勝てる相手ではないのよ。
なのに自分で選ばせた結果にしちゃうところが詐欺師の本領。ほんと用心しなくちゃ。
その人詐欺師のままけっきょくなにも変わっていないのよと誰かテスに教えてあげてほしい。
・・て余計なお世話か。彼女が場数を踏んでなんとかするしかないのかも。

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