カテゴリー「♖ ミュージカル」の90件の記事

2021/01/12

ローマです。

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2021年の初観劇は1月9日、博多座で上演のミュージカル「ローマの休日」でした。

ほんとうは前日1月8日のマチネを見るはずだったのですが、積雪によるバスの運休により地下鉄の駅に辿りつけず、またタクシーも出払っていてつかまえられず、雪道を徒歩で4km歩くことはできずに観劇できませんでした。
風雪の増す中小一時間雪だるまになりかけながらバスを待っていたのに、バス停を1つ1つまわられていたバス会社の方に運休を告げられ呆然・・。
数日前から大雪の予報が出ており、一緒に観劇する友人が山越えしてくるためずっと心配していたのですが、まさか私の方が身動きできなくなるとは・・・なにがおきるかわかりませんです。
(あとで考えたら、こんなときこそ配車アプリを使えばよかったのでした・・!)

なんとか帰宅して気を取り直し、博多座に電話をすると別日に振替えてくださるということで、翌日1月9日ソワレの観劇となりました。

楽しみにしていた「ローマの休日」は期待の大きさに対して、あれ?となったのは正直否めませんでした。
それほど映画を繰り返し見た人間ではないのですが、見せ方や見せるところがちがうんじゃないかと思いました。

アンとジョーの心が近づき変化していく過程、投げやりで口から出まかせだけで生きていたジョーの葛藤と変化していくさま、アーヴィングとの友情、王女をとりまく人びとの思い、そして自分がすべきことを自覚し覚悟を決めたアンの威厳とせつなさ・・それらをもっと感じたかったなぁと思ってしまいました。思っていたよりもあっさりしている印象でした。
見たいところはここからなのに・・の前でシーンが終わってしまって。演出と私の感覚が合わないといいますか。

全体的に熱量も伝わってこないなぁとも思いました。コロナ禍というのも関係があったのかもしれません。客席のリアクションも薄いなぁと感じましたし。笑いどころはたくさんあったにも関わらず・・笑い声も控えてしまうのはしょうがないのかな。(昨年の「ダンス・オブ・ヴァンパイア」や「シスター・アクト」みたいに客席参加型のフィナーレがついた作品のようにはいかないですよね。お祭り好きの博多座だけにリアクションを控えめにすると極端になってしまうのかな)

イタリア人の誇張の仕方も好い感じがしないなぁと思いました。
映画には製作当時のアメリカとイタリアの格差(戦勝国のアメリカに対し敗戦国であるイタリアは社会情勢も不安定)やアメリカ人に向けたローマの名所などが描かれていますが、いまこの時代に日本人がその当時のアメリカ人視点の誇張した“イタリア人”を演じるのは面白いと思えませんでした。イタリア人役の人びとがイタリア語らしきものを話す演出も、片言を話すのも、この作品のテーマを損なっていると思います。
主人公たちがローマの異邦人であることを表現するとしてももっとほかにやり方があるだろうにと思いました。

もっとロマンチックに、もっとエモーショナルに描けたはずだよなぁと思えてなりません。
アーヴィングの出し方も・・・。傍観者でいてほしいところで出張ったり、(内面的に)寄り添ってほしいところであっさりしていたり。
これはもう私とは感覚が合わないとしか。

朝夏まなとさんのアン王女は、コミカルな間がいいなと思いました。客席を向いてニカッと笑うところが私のツボでした。
ジョーのパジャマやガウンを着る場面は、映画だと袖や丈が長いのが萌えだったはずなんですが、朝夏さんはふつうに着てる(笑)。なんならガウンなんてカッコイイくらい。これはこれでこのアン王女もありかな。
大使館に戻って決意を述べる場面は、顔をあげ凛とした立ち姿に決意が見えて王位継承権第一位の王女様なんだろうなと思える気概が感じられて感動的でした。

加藤和樹さんのジョー・ブラッドレーは、思い通りにいかない人生を背負った男性像がリアルだなぁと思いました。なんでも適当で口から出まかせばかりで誠意の欠片もないような彼が、アーニャのために一獲千金のチャンスを手放す決意を大騒ぎする訳でもなく淡々とするところもリアルで好きでした。ほかの誰に気づかれなくともアン王女だけに向けられた友情に変えた恋心と誠意がつたわりました。

良い作品なんですよね。名作の名に恥じない。
だからこそ私の感覚と合わないのが残念でした。
あとやっぱり生オケは良いなと思いました。

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2020/12/18

彼女を信じてくれてありがとうございます。

12月13日と14日に宝塚大劇場にて、宙組公演「アナスタシア」の前楽と千秋楽公演を見てきました。

約2週間ぶりの観劇でしたが、こんなにも深まるものなのかと驚きでした。
特に前楽はすべてがピッタリとはまった快感と夢見心地が途切れることなくラストシーンに導かれました。

ほんとうにあえて挙げるとすれば1か所だけ、1幕の終幕間際のヴラドのアドリブへの客席の笑い声が次のディミトリのセリフまで残ってしまったのが惜しかったことくらいでしょうか。時間にして何秒もないタイミングなんですけど、ほらやっぱりアーニャはアナスタシアでしょ?と確信できる私の好きなセリフに被ってしまったのが・・。でも客席が湧くのを禁ずるのは違うと思うし、さりげない言葉だから良いのであって語気を強めても興ざめだし、まさに舞台は生ものだなぁと思いました。でもほんとに一瞬現実に戻ったのはそこだけで、夢を見続けた3時間でした。

千秋楽は客席も雰囲気がちがったし、舞台の上も独特の緊張があった気がします。
ディミトリ(真風涼帆さん)がアーニャ(星風まどかちゃん)との別れを意識する歌を歌えば、私もつい「ああ大劇場で宙組のまどかちゃんを見るのも今日が最後なんだ・・寂しいなぁ」などと雑念が入ってしまい、前日のように無心で見ることができませんでした。
1幕で真風さんは喉をいかしてしまわれたのかな。前楽の方が声が自在に伸びていたと思います。慎重に音を置いて歌われていたようで、前楽よりもおとなしめなディミトリでした。そのぶんせつなさは千秋楽のほうが増して感じられた気がしますが私の気持ちのせいもあったかもしれません・・。

アーニャ役の星風まどかちゃんも、前楽はオールパーフェクトだったのに千秋楽は何回かセリフを噛んでいてこれも千秋楽かなぁと思いました。でもセリフを言いなおししてもダウンせずクオリティを保てるのは流石だなぁと思いました。これほど信頼できるパフォーマーはそうそういないなぁとあらためて星風まどかちゃんという存在の稀有さをおもいました。

ふりかえると1か月前にはじめて観劇して以来、ディミトリのことばかり考えています。
サンクトペテルブルクの路地裏で生きるストリートチルドレンだったんですよね。お父さんは強制収容所で亡くなり、お母さんはそのずっと前からいない。
この街で生き抜くには賢く抜け目なく立ち回らなくては。まともなことをしたって生きてはいけない。盗んだり人を騙したり。力のない子どもは捕まれば殴られたり蹴られたりはあたりまえ。自分を生かすので精一杯だったよね。

悪びれてはいるけれど、アーニャに出逢って、彼女をパリに連れて行くために一生懸命お金を作ろうとする姿は胸を締め付けました。人様のお財布からお札を抜いている姿も。そうしたって出国許可証を手に入れるだけのお金は作れないんですよね。それもとてもせつない。
ヴラドやアーニャに出逢わなければ、ディミトリも悪友たちとウォッカに溺れるしかない人生だったかもしれない・・・この街で。

親のいないストリートチルドレンだった彼が大公女様のプリンスになるというおとぎ話なんだなぁ、これは。

おとぎ話は自分で作ればよいと強がりを言っていたけれど。アーニャがダイヤモンドを持っていなかったら成立していないお話。

彼がアーニャを心から信じたから起きた奇跡の夢物語なんだなぁ。
そんなことが自分に起きるなんて少年の頃の彼は思いもしなかっただろうなぁ。ほかの誰かになれたらと、そんな無邪気な空想を少年だった彼も想い描いたことがあるのだろうかと、凍えてひもじい夜にどんな夢を見ていたのだろうと思うとせつなくてたまらなくなります。誰かの温もりの中にいた幸せな記憶はいつのことだったのだろうと。

ほんとうはアーニャが主人公の物語なのだろうけど、宝塚版だからこそのディミトリの比重が私は好きです。アナスタシアの過去ほどは彼の過去は描かれていないけれど、だからこそもっともっと彼のことを知りたいもどかしさはあるけれども。

でもそれも前楽と千秋楽にはみんな真風ディミトリに見ることができました。
彼が歌う歌詞が情景となってはっきりと見えた前楽、そして千秋楽でした。
「In A Crowd Of Thousands」で浮かび上がってきた痩せて汚れた少年と大公女様の邂逅。2人がともに記憶していたおなじ情景。
そしていま目の前で彼女に跪くディミトリの姿。幾度かつながりかけては消えた線と線が交わった奇跡の瞬間を私は目の当たりにしている——。
アーニャに出逢う前、少年の頃の思い出、アーニャに出逢ってから・・・どのディミトリも私は愛おしくてたまらなくて大好きです。

自分をみつけても手を振ったり笑いかけたりしてはだめだというディミトリの言葉に、千秋楽は専科に異動してしまうまどかちゃんと宙組に残る真風さんが重なって、たまらなくせつなくもなりました。こんなところでも雑念が・・・涙。
けれどあんなに鳥肌が立つほど息の合った「In A Crowd Of Thousands」を聴いたあとでは・・・。
このコンビだからこそのハーモニーを私はもう生では聴けないのだと思うと寂しさがぐっと押し寄せてきました。たぶんこの状況(コロナ禍)では私は東京まで公演を見に行くことは叶わないだろうから・・。
この作品を真風さんとまどかちゃんの主演で見ることができて良かったと思います。

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2020/12/03

ロシアのねずみは賢くなけりゃ死ぬだけ。

11月24日に宝塚大劇場にて宙組公演「アナスタシア」を見てきました。

2週間前に見たときよりもさらに面白く感じました。
2幕のベッドサイドで歌われるディミトリとアーニャのデュエットなどはあまりに息ぴったりで鳥肌が立ちました。

そしてやっぱり私はディミトリの過去と現在が気になり物語から置いて行かれかけました。
親のいない少年がどうやっていままで生きてきたのかと・・・「My Peterburg」を歌う彼の心情はどういうものかと、思いをめぐらせているうちにナンバーが終わってしまう。同情させないところがディミトリらしいところなのだろうなと思うけれども。

落ち込んでいるアーニャにご褒美だと言ってオルゴールを手渡したり、彼女のために人形を買って荷物にしのばせてあげたりしているところを見ると、見かけによらずロマンティックな一面があるのだなと思います。
そんなことをしてあげている時の彼の心の中は、どんなにかあたたかだっただろうなとか、彼自身はそんなことを誰かにしてもらったことがあるのだろうかとか、考えずにいられませんでした。
彼の心の中の甘美な空想と彼が過ごしてきた現実を思うとせつなくて。

マリア皇太后に彼女を信じてもらえてはじめて褒美をもらった気分だと言うところは、彼のこれまでの人生にご褒美、プライズをもらえるような場面がはたしてどれだけあったのだろうと、そしてこの褒賞が彼にとってどんなに輝かしいものだろうと思って胸が熱くなりました。
お金をもらうよりも大切なものが彼の中にあること・・・。ペテルブルクの街で生きて行くために盗んだり騙したり殴られたり蹴られたりしていた少年を思うと。

自分が信じたアーニャを皇太后に認めてもらうことがご褒美。そんなディミトリの気持ちはジェンヌさんを応援する宝塚ファンにも似ているなと思いました。自分ではない誰かのために一生懸命になる気持ち。その人のしあわせを願う気持ち。その人が輝くことを誇りに思う気持ち。
宝塚ファンには入り待ち出待ちにお茶会があるけれど、ディミトリはこの先一切アーニャと関わらずに生きて行こうとしていたのですよね。それはとてもせつないなぁ。馬車の上から手を振ってもだめだぞと。

ディミトリに訪れたしあわせな結末を、ディミトリの中の少年にも語って聞かせてあげてほしいなと、そんなことを思いながらラストの家族写真を見ていました。

このハッピーエンドだけれどもどこかせつない物語。
今月のチケットがあと2回分あるのですが、どうぞ無事に見られますように。
しあわせな千秋楽を迎えられますようにと心から祈っています。

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2020/11/18

あの日の12月。

11月12日と13日に宝塚大劇場にて、宙組公演「アナスタシア」を見てきました。

アーニャ役の星風まどかちゃん、知ってはいたけれどほんとうに素晴らしいパフォーマーだなぁ。
開幕1週間にしてこの安定感。声の張り、伸び、コントロール。気持ちの良い歌声でした。

リトルアナスタシア役の天彩峰里ちゃんの愛らしいこと! ほんとうにそこにちいさなグランドプリンセスが存在していました。
祖母マリア皇太后(寿つかささん)に「私のいちばんのお気に入り」とハグされ、父ロシア皇帝ニコライⅡ世(瑠風輝さん)からも「今宵のさいしょのダンスの相手」としてエスコートされるなど大切に愛情を注がれて、尊重されて育ち培われた自尊心。それがのちの彼女につながっているなぁと思いました。

アナスタシアの長姉大公女オリガ役の愛海ひかるさん、娘役転向後のはじめての役でしたが笑顔輝く美人さんでドレスもよく似合って違和感なし(笑)。実咲凛音さんに面影が似ている気がしました。
次姉大公女タチアナ役の水音志保さん、宙組にこんな素敵な娘役さんがいたのか~♡ ほかの場面でもモブの中に素敵な娘役さんがいるな~と思うと彼女でした。大公女の豪華なドレス姿もとてもお似合いでした。これからどんどん注目したいです。

アナスタシアのすぐ上の姉大公女マリア役は、宙組にようこその潤花ちゃん。とても華があり目を惹きました。クラシカルな雰囲気もありお姫様役がぴったり。バレエの場面ではオデットとしてジークフリート役の亜音有星さんとの並びが夢夢しかったです。
白い生地に金の錦繍のドレスを纏ったこの三姉妹がとてもとても眼福で、私は目を離すことができませんでした。

アナスタシアの弟、幼い皇太子アレクセイ役は遥羽ららちゃん。アナスタシアの夢の中で語りかける場面はその鈴の音のような声と不思議な言葉が印象的でした。
そのアレクセイを平然とお姫様抱っこ?していたロマノフ家の鷹翔千空さん、涼しいお顏を少しも崩さずすごいなぁと思いました。
ニコライⅡ世役の瑠風輝さんも、リトルアナスタシアを(こちらはまさに)お姫様抱っこしていて、なんだかもうタカラヅカなんだけども、さらにその先の超タカラヅカといいますか、夢心地でした。

ロマノフ家のプリンスとして登場する4人の美麗な白軍服の男役さんは、秋音光さん、紫藤りゅうさん、留依蒔世さんそして鷹翔千空さん。大公女姉妹をエスコートする立ち姿も凛々しく優しく一滴の毒もなくこれはまさしくタカラヅカじゃなければどこで見るのかと。
このなかのいちばん若い人がドミトリー大公かな?と思ったけれど、彼は革命の時にはロシアを追放されていたのだっけ。
ではこのロマノフたちは、処刑された別の若き大公や公たちかなぁ。
まるで砂糖菓子のようにロマンチックなロマノフたちに陶然となりながら、その煌めきと幸福感がいっそうせつなくなりました。

彼らに富と幸福が集約されるシステムの陰で、お腹も心も満たされず凍えて走り回っていた少年がいたのよね。ペテルブルクの街で。(と心の中でもうひとりの私が囁きました)

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2020/01/16

我らはいますべてがほしい。

ことしの観劇初めは1月7日の「ダンス・オブ・ヴァンパイア」博多座千穐楽でした。
赤いハンカチを持って行くようにと言われていたので、真っ赤なカットクロス持参で初参加。すごく楽しかったです。

作品ファンが多いのも「ソング・オブ~」じゃなくて「ダンス・オブ~」なのも納得。
そしてはじめて見る作品なのに時折かんじる既視感。原作の映画を私は見たことがある気がする。はるかむかしに。
そしてそれをリスペクトした創作物たちにも触れたことがあるはず。

それにしても山口祐一郎さんの華と真ん中オーラは凄いなぁ。
声の調子が万全ではないみたいで歌詞が聞き取りにくいのが残念でしたが。すごくテツガク的なことを歌っているような気がする・・わからないけど・・と思いつつ。でも私にはよく聞き取れないのですっぱり諦めて、ここはこの贅沢なエンターテイメントをたのしむことにシフトチェンジ。
山口祐一郎さんの歌でヴァンパイアダンサーの佐藤洋介さんがアクロバティックなパフォーマンスで魅せるシーンはほんとに贅沢だなぁと思いました。

圧巻は出演者ほぼ全員がヴァンパイアになって踊るシーンでしょうか。
——我らはいま、すべてが欲しい——
この尽きることのない欲望は、まさにいまの私たちの姿ではないかと。
どれだけ欲しがるのか。奪い尽くして貪り尽くして次の獲物を求めて彷徨う。まさにこの世界はヴァンパイアだらけ。
ああやっぱり伯爵の歌の歌詞ももっと感じたかったなぁ。深い知性とウィットに触れることができたのでは。ゆうても勝手な期待ですけど。
いつかまた見る機会があったら、こんどは伯爵目線で堪能したいなぁ。

ヒロインのサラ役の桜井玲香さん。乃木坂46の人らしい。
アイドルも変わったなぁ。媚びずに真っ直ぐに自分の実力で勝負するんだなぁ。
お風呂が大好きで、自由に憧れてて、伯爵の招待に応じて家を飛び出して行く。目的のためならリスキーなことも厭わない。というかリスキーなことにワクワクするタイプの女の子を迷いなくストレートに演じているなぁと思いました。
はかりごとのない、誰かを先に行かせて様子を見るより自分が先に行きたい子なんだなぁサラは。
「わたしはまだ何も知らない16の乙女だけれど」とかもったいぶったりもしないのね。その潔さ、好きかもと思いました(笑)。
少なくともそういうことに価値を見出す女の子ではないのねと。やりたいことはやってしまう。怒りたいときは怒る。人の気持ちを慮って病んでしまうような女の子ではないみたい。NOと言える女の子。

東啓介さん演じるアルフレート。
いつの間に危険を冒してまで救出に行こうとするほどサラを好きになったの? 彼女の何を知っているの? という役ですね(笑)。
サラにとってはいいお友達止まりな気がする。お人好しで大いなる勘違いをしてる。だからこそあのラストですよね。そのあたり、2枚目の俳優さんが演じると混乱してしまう気がします。
教授とのかけあいがコミカルで可笑しかったです。もっと2枚目半になるといいなと思いました。

伯爵の息子のヘルベルト役の植原卓也さん。ダンスがキレッキレ。ビジュアルも良かったです。なによりあのコスチュームを着こなすのが凄い。
わけありで生きにくい人(?)なんだろうけど、アルフレートにセクハラして笑いをとるのはもう前時代的だなぁと思いました。

作品のテイスト自体が前時代的ではあるんだけど。そこにいまの風をどう吹き込んでいくかが鍵な作品かなぁ。
すごく深いナニカがありそうなのに、たんなるダンスで盛り上がるだけの作品にしちゃうのはもったいないと思います。
それをどうたのしむかは、見る人しだいですけども。

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2019/12/02

薔薇の上で眠る。

11月23日に梅田芸術劇場メインホールにて、宝塚歌劇星組公演「ロックオペラ モーツァルト」を見てきました。

星組さん、こんなに歌が上手なんだとびっくり。私のなかではいわゆる“美貌枠”の生徒さんも、実力ある方々に引き上げられてか思ってた以上に歌えてて、これから星組さんを見に行ったらこのレベルの舞台が楽しめるってことかとポテンシャルの高さにわくわくしました。

作品自体は、私(わたくし)的にはあまり好みではありませんでした。
花組宙組の大劇場公演を見たあとだったのもあるかもしれませんが、やはり私は宝塚らしい舞台が見たいのだとあらためて思いました。

全体的に邪悪さも華も希薄で下世話さが強調されてて、宝塚でもなければロックでもないなぁと。
モーツァルトは卑俗な男なんだとは思うけども同時に愛される魅力もあると思うのだけど。
なんというか、モーツァルトには才能しか愛すべきところはないような印象を受けて、それはどうなの?と。
才能だけを愛されてほんとうの自分を愛されない孤独っていうのは芸術家あるあるだとは思うけど、彼もまた孤独なアーティストなんだろうけど、見ている観客には彼の愛すべき魅力がつたわるように描かれていてほしいなと思いました。

彼のピュアさ、信じやすさ、エキセントリックさ、身勝手さ、喜び、悲しみ・・・それらに心震わせられたかったなぁ。
孤独はすごく感じました。

世界観が矮小でスケールが小さく感じたのはなんでだろう。帰路ではそれをぐるぐる考えました。
親子間の愛情も姉妹間の確執も、どれも浅くしか描かれていないから、役者がやりようがないのではないかな。
なぜ、いまなおモーツァルトの人生が描かれ、人びとがそれに共感するのか。
とくにロックオペラとして描かれ、支持を得ているのはなぜか。
その答えとなるものとは真逆ななにかが散見されて楽しめなかったのではないかなぁと思います。
楽曲本来の活かし方次第ではそれも挽回できたかもしれないけれど、そもそも宝塚はそこは得意分野じゃないからなぁ。だからこそ、ストーリーの作り方が大事なんだけどなぁ。

1幕ラストの舞空瞳さんのダンスが印象的で幕間の脳内はその残像で埋め尽くされました。
フィナーレも素晴らしかったです。紫藤りゅうさんと極美慎さんのダンス場面は最高に好みでした(笑)。
そしてデュエットダンス! こんな心高鳴るデュエットダンスはひさびさに見るかもしれない。(コムまー以来かも???)
礼真琴さんと舞空瞳さんの新トップコンビを心から祝福した瞬間でした。
これからどんな作品を見られるのかたのしみです。

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2019/07/31

教えて神さまほんとうの愛の在り処を。

7月12日に東京宝塚劇場にて宙組公演「オーシャンズ11」を見てきました。

前日に帝国劇場で「エリザベート」をマチソワ後に一緒に食事をしたヅカ友さんから、私がマチネを観劇している時に柚香光さんの花組次期トップスター就任決定の発表があったことを聞きました。
そっかぁ! 礼真琴さんに続いて95期から2人目のトップスターが誕生するんだなぁと。
そうえいば、琴ちゃん(礼真琴さん)の次期トップスター決定のニュースもムラの「オーシャンズ11」観劇中の幕間に知ったのだっけ。
あの時も95期凄いなぁと思ったのですが、その日帝劇で見た「エリザベート」の主演のちゃぴ(愛希れいかさん)も、マデレーネ役の内田美麗さん(麗奈ゆうさん)もヘレネ役の彩花まりさんも95期で、外部の舞台で95期大活躍中だなぁと思っていたばかりで、そこにさらに柚香さんのニュースで「95期凄い!」ともう何回目かわからないけど思ったのでした。

そして、その「オーシャンズ11」東京公演の感想を書こうと思っていた矢先に『FNSうたの夏まつり』という番組に出演した雪組の朝美絢さんの反響がすごくって、またも95期か・・・(笑)となっていたところで見つけた元宙組の朝央れんさんのこのツイートがぐっときました。

https://twitter.com/asao_ren_/status/1154347003666505728

朝央さんも95期。宙組公演「天は赤い河のほとり」で退団。
そうなんですよねぇ。95期が初舞台を踏んだ2009年はリーマンショック後の景気後退真っ只中。
初舞台公演中にパンデミック宣言された新型インフルエンザの国内初の感染者が神戸で確認され兵庫の小中高が臨時休校になるなどのニュースが毎日のように報じられてムラ界隈では外出を控える人々が多数、ムラ中のコンビニやドラッグストアからマスクが無くなる有り様で。そういう中で千秋楽を迎えた初舞台公演だったのでした。
そして2011年の東日本大震災・・・。宝塚の大変な冬の時代をその目で見て過ごしていた期でもあるんですよね、彼女たちは。

2階に一桁しか観客がいない劇場、1階の両サイドが空いている劇場で公演をしてきた彼女たち。
その公演にも通っていたファンがいるんです。
その時期を全力で公演していた先輩の生徒さんたちがいるから今があること。
その劇場になんども通っていたファンがいるから今があることを忘れないでいてと思います。

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2019/07/22

誰のものでもない この私は。

7月11日帝国劇場にてミュージカル「エリザベート」を見てきました。

昨年新キャストに愛希れいかさんエリザベート、古川雄大さんトート、三浦涼介さんルドルフが発表になり、驚きとともになんとかして見たい気持ちが大きくなりました(これまでは帝劇のみの年は見送って博多座公演まで待っていました)。
1泊2日の東京滞在でメインキャストがかぶらない2公演を見て、宙組「オーシャンズ11」を見て、さらに家族のミッションも遂行できる唯一の平日ということで決めた旅程でしたが、自分の選択(ではなくて運の良さ?)を自慢したくなるような最高のマチソワができました。
【マチネ】愛希シシィ古川トート平方フランツ三浦ルドルフ剣ゾフィー成河ルキーニ
【ソワレ】花總シシィ井上トート田代フランツ京本ルドルフ涼風ゾフィー山﨑ルキーニ


昨年の宝塚歌劇月組公演「エリザベート」でちゃぴ(愛希さん)のシシィに心惹かれたのですが、やっぱり私はちゃぴのシシィが好きだなぁと今回観劇して思いました。
嫌なものは嫌(Nein!)という拒絶の強さだったりとか、自分の気持ちをなだめることが苦手そうなところとか。
人の言葉を都合よく信じてしまうところや期待とちがうと裏切りと捉えてしまう稚さやショックの大きさだったり。
裏を探らず表面に見えるものに真正面から対応して人間関係を険悪にしてしまうところとか。
いつもギリギリの細いロープの上を歩いて。自ら危険に早足で近づいて、潔いほど死と背中合わせな生き方しかできないところ。
もっと慎重に、もっと用心深く生きられたら、この人(シシィ)の人生はちがっていただろうにと思えてならないところ。
魂の叫びのような「私だけに」。彼女の真骨頂ともいえる「私が踊る時」。楽曲と芝居が面白いようにピタリとはまっていて。
1幕のちゃぴシシィは胸がすくくらい危機と隣り合わせで大胆で力強くて惚れ惚れと見ていました。

私はこのシシィが主体の物語が好きなんだなぁと思います。
生きるエネルギーに溢れて自我の塊のシシィが、つねに自分と相容れない誰か(何か)と取っ組み合いをするかのように闘い、自分の人生を生きて行くストーリー。
自分が望むままに行動することを否定され、受け入れ難くて泣き叫んでいるように見えたちゃぴシシィが「誰のものでもない、この私は」と自我に目覚めそれを肯定し、自分のやり方で自分の思い通りに人生を動かし勝ち誇る。
そして人生のピークから谷底へ滑落しまいと必死でしがみついている岩が一つまた一つ崩れ落ちるような後半の人生を蒼白の面持ちで生きつづける彼女の生き様の物語が。
けしてトートのせいで不幸になったのではない。
無意識に自らトートを傍らに呼び寄せているように見えるシシィでした。

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2019/06/06

この世界 残酷だ。

5月26日に北九州ソレイユホールにて、ミュージカル「笑う男」を見てきました。大千秋楽の公演でした。

ストーリーも良いしキャストもすごくハマっていると思いましたが、なにかカチッと来なくて消化不良かなぁというのが見終わった感想でした。
ウルシュス(山口祐一郎さん)の歌をはじめ、どのナンバーも歌詞が示唆するものを深く考えたくなるのにそれを活かせていないかんじがしました。
主人公のグウィンプレン(浦井健治さん)が何に迷い何に惑わされ何に憤り何に目覚め何を求めたのか・・・わからない訳ではないのだけど、見ていてああなるほどとなる前にハイ次!って進んでいく感じで、展開に「間」がほしいなぁと思いました。
ナンバーも1人で歌うものが続いて、圧倒されるようなパフォーマンスを愉しむという感じでもなくて。それならやっぱり登場人物の内面をさぐらせてほしいなぁと思いました。
とくに私はウルシュスの気持ちを追いながら物語に浸りたいなぁと。そこには私の心に響くたくさんの金脈がありそうでした。

好きだったのはウルシュス一座のパフォーマーたちのやりとり。とても人間的で。かなしくもありやさしくもありたくましくもあって。イキイキとした場面だったなぁと思います。
なかでもデア(夢咲ねねさん)を励まそうと一座の女性たちが歌う場面は心に溢れてくるものがありました。彼女たち自身も見世物一座に身をおくそれぞれに訳のある人たちだろうに・・・。ああだからこそデアの心の痛みにこんなに寄り添えるのだなと思いました。
こんな心と心のやりとりがもっと見たかったなと思いました。
グウィンプレンもウルシュスもジョシアナ(朝夏まなとさん)も自己完結しちゃっているんだよなぁ。
作品の主題にあるものは好きなので再演されたらまた見たいなぁと思うのですが、そのときはすっと心に入ってくるといいなぁと思います。

朝夏さんの女優姿を見るのは宝塚退団後初だったと思うんですが、まったく違和感がありませんでした。考えたら傲慢でキュートなスカーレットを現役時代にたくさん見てるのでした(笑)。(緑の帽子のシーン可愛かったなぁ)
傲慢でひねくれもので素直なジョシアナ公爵役は彼女にとても合っていると思うのに、心情もたくさん歌っているはずなのに、はじまりから終わりに至るジョシアナの変化が不鮮明に思えたのはなぜかなぁ。彼女がいちばんグウィンプレンに影響され変わっているはずだよねぇ。
私はやっぱり貴族院の場面がすべてに向かってうまく作用していない気がするなぁ。それがジョシアナの見え方にも影響しているように思います。

宇月颯さんがウルシュス一座の女性パフォーマーとして参加されているのを発見してうれしかったです。ジャンプも高くてさすがだなぁと思いました。これからもまた舞台で宇月さんを見られたらうれしいな。
一座の場面はすごく好きだったし、デア役のねねちゃんとのお芝居もよかったです。「涙は流して」の場面をまた見たいなぁと思います。

デア役の夢咲ねねちゃん、浮世離れした雰囲気で世界観を作り出してしまうのがさすがだなぁと思いました。まるで夢を見るような心地で私はねねちゃんのデアのことを見ていました。
ウルシュスはこの世は残酷だと主張しながら、このデアを儚く脆いものとして過剰に保護しようとするんですよね。そこにウルシュスが心の奥に閉じ込めた真の希望がある気がするのだけど。
彼の言う『残酷なこの世界』では生きていけないはずのデアを大切に守り育てたウルシュスの心の奥にあるものを知りたいなぁと思いました。
その心があるから人間は滅びずに存在していられている気がするのです。
その心が危機を迎えている気がするいまだから、この作品が投げかけている主題が響いてくるのではないかなと思います。

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2018/10/02

ひとの善意を信じすぎたこと。

9月15日と18日、そして24日に博多座にてミュージカル『マリー・アントワネット』を見てきました。

この作品はいつもとは異なり博多座で初日を迎えたのちに帝国劇場、そしてほかの劇場で上演されるとのこと。
2006年の初演を見た方によるとほぼ新作と言えるくらい登場人物から設定などなど変わっているそうです。
私の印象としては、お話がわかりやすい反面、物語の構造が単純でクンツェ&リーヴァイっぽさが薄いかな?と思ったのですが、新演出版としてあえてなのでしょうか。

15日は、マリー・アントワネット役の笹本玲奈さん、マルグリット・アルノー役の昆夏美さん、フェルセン伯爵役の古川雄大さん、ルイ16世役の原田優一さんの初日でした。
初見では、歌詞が半分も聞き取れなかったのが残念でしたが、ストーリー自体は複雑ではないのでセリフと芝居と歌詞半分で、内容は理解できました。
なによりも笹本玲奈さんのマリーが美しくて魅力的だったことが印象的でした。

とりわけ、印象的だったのがプチトリアノンのシーン。
のどかな田園風景を背景に草上に座る白い清楚なドレスとリボンがついた麦わら帽子姿の笹本マリーの輝くような美しさは、このまま絵画にしていつまでも見ていたい気持ちにさせられました。
ふわふわとした夢のような世界に身を置き、現実を知らず、他人の悪意を知らずに生きている世間知らずの王妃様。
フェルセン伯爵の諫め言の意味もわからなくて・・・。

もう一つ忘れられないシーンが、王女マリー・テレーズと王太子ルイ・シャルルを両脇に長椅子に腰掛けて父フランツ1世の子守唄を歌う場面。
背後からルイ16世が王女と王太子にウサギと帆船のおもちゃ(たぶん自作)を渡して喜ばせて。なんて幸福な家族の絵だろうと。
ルイ16世は王様なのに、いつも王妃のために長椅子を抱えて持ってきてくれるのだけど、それが自然すぎて(笑)。
2人が王と王妃でなければ・・・と思ったシーンでした。

革命の理想は一切描かれず、反国王派は権力への野望を原動力として王妃の醜聞を撒き散らして、生活苦に不満を持つ民衆を煽っていく者たちとして描かれていました。
そこに現実に不条理を感じて王妃を憎んでいるマルグリットが加担して物語がすすみました。

物語の中でマリーが犯した過ちは、国民の生活に関心を向けなかった無知とそれによる浪費と、母マリア・テレジアが嫌っていたロアン大司教を自らも嫌い彼女のプライドを傷つけた彼の誤解が許せず国王の処分に口を出したこと・・・くらいでしょうか。

2幕はマリーと国王一家が人びとの悪意の前に為す術もないさまを、マルグリットとともに見続けて・・・。
さいごは私が物語を咀嚼する間もなく、出演者全員が登場して「どうすれば変えられる」「その答えを出せるのは我ら」と歌い出したものだから、なんだか釈然としないまま終わってしまった感がありました。

続きを読む "ひとの善意を信じすぎたこと。"

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