あくまで執事。
12月5日(土)6日(日)、福岡キャナルシティ劇場にてミュージカル「黒執事-地に燃えるリコリス2015-」を見ました。
「黒執事」。かなり以前に友人からコミックを勧められていました。が、その当時は大和悠河さんに夢中で漫画を読めない体質に陥っていました。(1つに夢中になるとダメなのです私)
原作はまったく知らないままにただひたすら古川雄大さんを福岡で見られる機会を逃してはならないという一念で友人にチケットをお願いしたのでした。
その後、広瀬友祐さんが「1789」でフェルゼン役を演じられると知り、AKANE LIVさんも出演と知り、わ~~~*\(^o^)/*となりました。
観劇前に原作を読んでおこうかなとも思いましたが、知らないままに見てどれくらい楽しめるか試すのも面白いなと思い、あえて読まないでおきました。
執事っていうくらいだからヴィクトリア朝の英国が舞台でポスターの雰囲気的にゴシックかなぁ~くらいの認識で、開演までに友人から切り裂きジャックの事件がモチーフになっていることを教えてもらいました。ナルホド。頭の中でポーのような黒い霧がたちこめる猟奇な世界を想像しながら開演を待ちました。
舞台の幕が開き、さいしょに目の前に出現するものたち。地下牢。鉄格子。少年。黒装束。覆面。暗黒。猫背の男。―― おおお~ゴシック。怪奇ロマンの世界だぁ。
地獄から這い出てきたような猫背で歪な表情の男が一瞬で背筋のピンと張った端正な執事に変貌。―― わぁ。ステキ
居丈高な少年マスターと白皙の美男執事。うん、半ズボンだよね。わっ靴下止め♡ 燕尾だよね。テール長いなぁ(=脚長っ!!)。
世紀末で耽美でデカダンで悪魔主義とか(私の趣味の)ど真ん中だよね。
がしかし。
数分後、メイドのメイリンや庭師のフィニ、料理人のバルドさんが登場したあたりで、こ、これは・・・(汗)。
そういう世界観ですか?! わかりました、そのつもりで見ます!(笑)
―― まさに演出家の思うツボ?!
チャールズさんたちとかドルイットさんとか(笑)。