もはや涙は乾いてしまったけれど。
思い出の街に雨が降る
泣き濡れたあの日が甦る
もはや涙は乾いてしまったけれど…
「薔薇降る夜に蒼き雨降る」のナンバーが脳裏から離れません。
千秋楽から一週間以上経っているのに。
本当に記憶に深く残る作品でした。
荻田先生らしい言葉の世界。色。人間関係。
それぞれの出演者に宛て書きされたような個性ある登場人物。
本当に癖になる作品でした。
見終わってからのほうが後をひく。
思い出の薔薇に雨が降る
かりそめの恋人を憐れんで
もはや涙を流してくれる人もいないけれど
悠河さん演じるカッサンドラは
アンダルシア出身のロマ。
「教養のない父親と勇気のない母親」の元を飛び出して、
バルセロナのバルで観光客相手のフラメンコダンサーをしてた。