カテゴリー「♗宝塚宝石箱」の23件の記事

2021/12/14

薄紫のとばりの向こう。

宝塚歌劇団星組の愛月ひかるさんが、宝塚を卒業される12月26日まで残り2週間を切りました。

私にとって愛ちゃん(愛月ひかるさん)は宙組のホープだと思っていた人で、専科への異動はショックが大きかったです。
いろいろ思い起こすと、愛ちゃんにはいろんな夢を見せてもらったし、いろんな感情を抱かせてもらったなぁと思います。

真風涼帆さんが宙組のトップになったら、愛ちゃんに「花の業平」の藤原基経役とか来ないかなぁぜひ博多座で♡と勝手に思い描いたりしていました。
そんな無邪気な空想をしている頃に発表された同期であり花組2番手のキキちゃん(芹香斗亜さん)の宙組異動も青天の霹靂でした。愛ちゃんは2番手じゃないんだなぁと。(時系列でいうとこちらが先ですね)
じっさいに真風さんトップお披露目公演「天は赤い河のほとり」を見てみるとキキちゃんの軽妙さがとても好きになり、同期でキキ業平&愛基経やらないかなぁ博多座で♡と無邪気に想像したりもしていました。(懲りない)

いま星組に異動して立派に2番手をつとめている愛ちゃんを見ていると、ここに至るまでの時間がもうすこし早ければちがった道もあったのかなぁなんて思ったりも。
とはいえいまの愛ちゃんの透明でやわらかな表情を見ると、もうどんな繰り言もいらない気がするのですが、ひとつだけ。

卒業に際してCSの番組やDS配信などで愛ちゃんがしきりに語っている、下級生時代にもっと上級生に教えを請えばよかったという思いについて。
それだよなぁと思うのです。
愛ちゃんがどうというのではなくて、宙組の気風が関係していたりするのかなぁ。

宙組は約20年前に既存の4組からメンバーが集められてできた組で、集まったメンバーが元の組ではこうだったと主張しあったら収集がつかなくなるので、皆で新たなルールをつくっていこうとしたと元組長さんたちがおっしゃっていたのを公式メディアで聴いたり読んだりしたことがあります。
それぞれが別の組で受けた指導が異なるために、組全体の和を優先しようとすると、上級生が下級生を強く指導するということができにくい環境になっているのが問題だと。

和央ようかさんトップ時代の雑誌等を読むと、トップさんと下級生たちが分け隔てなく遊びに行ったりして楽しそうだなぁと思っていました。反面、舞台では上級生と下級生(他組経験者と宙組育ち?)ではっきりと分かれていた印象も強かったです。
組替えしてきたスターさんが気づいた点を指摘されても、指摘を受ける側が慣れていなくて戸惑ったりでなかなか定着していかなかったのかなと思います。

貴城けいさんは1年足らずの在籍でしたが、「日本物の雪組」で学んだことを日本物に慣れない宙組の下級生たちに残していこうとされたようで、通りすがりの下級生のお化粧も気になれば指摘されていたそうです。
それに食いついていったのが早霧せいなさんと言われていて、現在唯一宙組出身でトップスターになった方なんですよね。

上級生のほうから積極的に教えていく組もあれば、「見て学ぶ」気風の組もあると聞きます。ちがいはあれど、それぞれの組ごとにスターの育て方、生み出し方として確立したものがあるように思います。
そのちがいで組替えした後に齟齬がおきることもあるのかもしれません。そこをどうしていくかが長年の課題だったのかな。
タカラジェンヌとして楽しく在籍することと、期待を受けてスターになるために強く意識付けさせられて競争社会の中で厳しくストイックに稽古に打ち込むことを両立させるのは大変だろうなと思います。

下級生時代から抜擢続きの人は自分自身が期待に応えるのに精いっぱいで下級生に目を配る余裕がないのかなという印象を受けることもありますが、そんな方も学年が上がり余裕が出るにつれて下級生に自分がもてるものを伝えようとされているなぁとうかがえるようになっていくのを感じます。

人にもよるし学年や立場にもよるし、いつでもどこでもウェルカムではないかもしれないけれど、そこにいるのは宝塚を愛している人なのだからきっと教えを請いに来た下級生を無下にはしないのではないかなと思うのですが、それが難しい環境だったのかなぁ。愛ちゃんの性格だけがそれを阻んでいたとも思えないなぁ。

DSで物怖じせずに自分からいろいろ発信してくる蒼舞咲歩さんを愛しげに見つめながら愛ちゃんは下級生時代の自分を思い起こしているのかなぁと思いました。
いまの下級生にとっての愛ちゃんがそうであるように、下級生時代の愛ちゃんが教えを請いたかった人も輝ける星のような存在で、こんなふうに自分にまなざしを向けてもらうことは難しいことだったのかなぁ。

素直じゃないなぁと思えて、そのくせ正直者の愛ちゃんが私は好きでしたけど。
愛ちゃんが蒼舞咲歩さんみたいな性格だったら史上最強だったかもしれません笑。なぎ倒していきそう。
明るくてガッツのある蒼舞さんも素敵ですが、蒼舞さんを見つめている愛ちゃんがやっぱり好きですよ私は。

話が蛇行していますが、愛ちゃんは愛ちゃんのままでやっぱり好きなのですが、これからの宙組について思いをめぐらせると。
現在の真風さんも就任5年目に入るベテラントップさんで、ほかのスターさんたちもそれぞれに自分の個性を極めてらっしゃって何があってもどーんと受け止めてくれそうな気がします。
下級生にとってはいまこそ伸びるチャンスかもしれないと思います。
どうかこの機を逃さずに宙組からたくさんのスターが生まれますようにと願ってやみません。

そして愛ちゃんが愛情を残していく星組も、これからも見続けていきたいです。
(私自身のリソースは限られているのですが・・)

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2021/09/30

新しい冒険へ。

9月26日東京宝塚劇場にて宙組公演シャーロック・ホームズ-The Game Is Afoot!-」「Délicieux!-甘美なる巴里-」千秋楽を見てきました。

やはり東京宝塚劇場には魔法があるようです。
「シャーロック・ホームズ」の登場人物たちの独唱がとても胸に響きました。音楽のテンポが心地よかったです。
モリアーティに夢の中で追い詰めら
れるシーンもエコーが強めにかかって幻想シーンだとわかりやすくなっていました。
回数を重ねることで役者同士の芝居の方向性も定まるのかセリフの間や強弱なども微調整されたかんじですごくハマっていてノーストレスで物語世界を堪能しました。

221Bの「退屈だ~~」の場面で、真風ホームズがやっていた「退屈だお化け」ってなんなんですかね笑。ずんワトスンに無茶ぶりしたかと思ったら「私が退屈だ大魔王だ」ってなんなんなん???笑。ぜんぜんわからなかったけれど面白かったです笑。
そしてそれを受けてのららハドスンさんの「プンプン大魔王だからね」が可愛くて可愛くて。

221Bに過去の依頼人が押し掛ける場面、退団者の七生眞希さんのマシューズ内務大臣のまわりを秋音ソールズベリー首相閣下たちがぐるぐるして順々にハグしてました。七生マシューズ身動きとれず為すがまま笑。うんそういうところだよねって思いました。
この場面はオペラグラスを使っていたので全体を把握していないのですが、もしかして同じく退団する遥羽ららちゃんも皆からハグされていたのかな。

ラストの退団者の美月悠さんの牧師さまと星月梨旺さん七生眞希さんの墓守のところに日雇い労働者に扮した真風ホームズさんがスコップを担いで近づく場面では、ムラの千秋楽とおなじく真風さんが東京宝塚劇場の土?を掘って3人に渡していたんですけど、さらに何かキラッとする小さなものを3人お1人お1人に渡してらっしゃいました。
オペラグラスで見ても私の座席(1階下手)からはよく見えなかったのですが、1シリング銀貨じゃないかなと教えていただきました。
たしかに白っぽくて小さくて丸くてキラッとしてたし、真風さんの摘み方もそんなかんじだなと思いました。なにより冒頭でイレギュラーズに1シリングずつ渡していた時と同じ変装をしていますし。
まぁ真相は退団者の皆さまのみが知る、かなぁ。(もう知る手立てがないのが寂しいです)
ムラでの初見のときは、退団する人が墓守って??と戸惑ったのですが、最後の公演で真風さんと自由に交流できる場面を作ってくれて、生田先生ありがとうございましたという気持ちです。

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2021/09/24

ひとりひとりの人と人が生きた軌跡が見えてくる。

9月14日と15日に東京宝塚劇場にて宙組公演シャーロック・ホームズ-The Game Is Afoot!-」「Délicieux!-甘美なる巴里-」を見てきました。

東京宝塚劇場のサイズのせいなのか音響のせいなのか、大劇場公演で数回見ているのでお芝居もショーも見どころがわかった状態だからか、東京宝塚劇場には特別な魔法があるのかなと思うくらい、ひたすらパフォーマンスを愉しむことができて2日間3公演があっという間でした。

初っ端から真風ホームズが歌うテーマ曲「鎖の一環」の歌詞が心に沁みました。なんだろうとてもせつない。薄暗いロンドンの閉塞感と情景が目に浮かびました。
そして1人ひとりのキャラクターがとても愛おしかったです。

シャーロックが滝の上で戦っている時、ワトソンはあんなに彼の身を心配しているんですね。アイリーンより心配してるんじゃないかな。(アイリーンは後ろ向きだからよくわからないのもあるけど)
滝から落ちた時には気の毒なくらいに嘆いていて、あれは絶対心の傷として引き摺ると思いました。カウンセリングが必要な状態では。あのままほうっておいていいのかな。メアリーが癒してくれるのかな。(でもメアリーも・・と考えてしまう)

とぼけたホームズ兄弟も好きでした。どことなく似ている気がするシャーロックとマイクロフト。真風さんと凛城きらさん、同期なんですよね。
凛城さんはこの公演をさいごに宙組生じゃなくなってしまうんだなぁ。「ベルばら」のダグー大佐のキャラ作りが好きだったなぁ。ある時期の宙組は元雪組生がお芝居を支えているんじゃないかと思うほど彼女たちが突出してて、そのうちのメンバーだったんですよね。
(雪組生は初日からキャラを作ってくるのが巧いと思っているのですが、潤花ちゃんにもその片鱗が
うかがえて私の心の中の雪組リスペクトが発動しました)
「サンクチュアリ」のギーズ公も印象的でした。そして「神々の土地」の美しくて繊細で茨の棘の上に立っているような痛々しいアレクサンドラ皇后の衝撃は忘れられません。
どこか一歩退いたようなクールな印象がありつつ面白さと端正さを兼ね備えた凛城さんが演じるマイクロフトは今作私の中のベストアクトです。
専科異動第1作目「プロミセス・プロミセス」※見れたらいいなぁ(※完全に勘違いしていましたが、凛城さんは全国ツアーでした💦 全ツは行きます!!!)「NEVER SAY GOODBYE」にも出演してほしいなぁ※※。(ジョルジュたちと行動を共にするラジオバルセロナのパオロを凛城さんでどうでしょう小池先生 ※※残念ながらこの願いは叶わずでした・・涙)

あんなに優秀な部下を揃えておいて間の抜けた失敗をするモリアーティも好き。
世界を支配しようとする彼はマッドサイエンティストの類なんでしょうか。兄のモリアーティ大佐の動機や目的はなんなんだろう。弟よりはよほどまともな人に見えるのに。陸軍大佐にまで出世しているのに。なぜ弟のいいなり? 溺愛? それとも弱みを握られているのでしょうか。これだという確信がないまま千秋楽になっちゃうのかな。
ムラの初見ではいろんな疑問が湧き、それも何度か見ているうちに一つ一つ納得できていったのですが、まさかこの疑問が最後まで残るとは思っていませんでした。

もう一つ残っていた疑問はレストレード警部がマイクロフトを撲ることでしたが、これはマイクロフトが女王陛下から直接お声を賜る政府高官にもかかわらず「偉そうに見えないという特殊能力の持ち主」というのと、フロックコートに勲章まで付けているマイクロフトを官僚と気づかないようなレストレードの「観察眼のなさゆえ」の複合的理由かなと思いました。これでは事件解決なんて無理。それで警部なのも不思議ですが。
あれでレストレードの進退に一切不問のマイクロフトは本当に「いい人」だなと思います。それが成立するマイクロフトなんですよね。


「デリシュー」はとにかくとってもとっても楽しかったです。愉しくて可愛くてせつなくて。
東京公演初見では、久しぶりに体感する生のショーに心が震えて、中詰めの「Amor Amor Amor」の歌詞で「・・決して忘れはしない」を耳にしたとたんにわわわわ~っと退団される方のことが浮かんできてそれからは何を見ても胸がいっぱいになってしまい、その後のキャンディーマンもI love Parisも虹色の薔薇も笑いながら涙という状態で、マスクをしていて良かったと思いました。

それから東京公演になっていちばん変わったのが「フォレノワール」のレザンちゃん(桜木みなとさん)かもと思いました。
のっけからプンスカしていて表情がとても可愛くて目が離せませんでした。ベラミの真風涼帆さんやアメリカンチェリーの潤花ちゃんに対してコロコロと表情が変わって、ムラよりコミカルに感じました。
大劇場公演で苦手だったのは、レザンちゃんが何を考えているのかわからない、というかわかりたくなかったからというのも大きかったかもしれません。
登場人物の気持ちを誰ひとりわかりたくなかった、そんな場面だったのが、ちょっとだけレザンちゃんが好きになることで紛れたかも。
それでもやっぱり誰かの尊厳を貶めるのはだめだと思うし、弱い立場にある人が尊厳を傷つけられていることを当たり前だと思ってしまうようなストーリーは受け入れ難いなと思います。

いろんなことを思ってたくさんのことを考えたこの公演もあと数日で終わってしまいます。
そして千秋楽を最後にもう宝塚の舞台では逢えなくなってしまう人も・・。
千秋楽まで何事もなく公演が続きますように。そして千秋楽は卒業する方々がしあわせな1日となりますように。

(2021/9/25 私の思い違いと最新ニュースを得て、※と ※※を書き足しました)

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2021/08/07

いちばん大切なものを手に入れた。

愛ちゃんこと愛月ひかるさんが「柳生忍法帖」「モア―・ダンディズム!」の千秋楽(2021年12月26日)で退団することが発表されました。
予感はありつつ外れてほしいと祈っていたのですが、現実になってしまいました。
ようやく世界が愛ちゃんに追いついたところだったのに。

人にも物事にも正直に本音で向き合う愛ちゃん。
甘くコーティングされた関係性を見ているのが好きな人には敬遠されてしまうのかなと悲しく思った頃もあるのですが、いま彼女を認めてくれる人がこんなにいることが素直にうれしいです。

先月バウホールで見た愛ちゃん主演の「マノン」は、学年の若い役者同士ならなんとなくほわほわと埋まって夢のような物語で終わっただろうところを、相手役の有沙瞳ちゃんともども
実直に緻密に演じて、エゴとエゴが絡んで導きあった因果が見える作品になっていました。
これまで愛ちゃんが演じてきた役やその役づくりを思い返すと単純な人物造形にはとてもならなかったのだろうなぁと思います。なにも考えていないなにも思っていない無心の役がいちばん演じにくいだろうなぁと。
ただ存在し動き見つめるだけで見る側の想像を掻き立て成立させてしまう圧倒的
真ん中タイプの役者さんもいますが、愛ちゃんも有沙瞳ちゃんもキャラクターを演じることに長けた役者さんで、これまでの来し方を経ていまがあるのだなぁとしみじみ思いました。

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2012/04/24

幸あれかし。

昨日はひさびさに宝塚歌劇団発表のニュースに驚いた。
雪組トップ音月桂ちゃんの退団発表に。

真飛さん、霧矢さん、大空さんの発表のときは
“とうとう彼女もか”という感慨だったのだけど
桂ちゃんの場合、第一報を聴いたときは率直に、“え?もう?”と思いました。

なんとなく“世代”が一世代ちがう気がするのもあるし、
ちょうど1年前のGWに全ツで初めて桂ちゃんのトップ姿を見て
「立派になったなぁ」と思ったばかり・・・な気がするので。

でも考えたら、彼女にとってきっとこれがベストな選択なんだと思います。
いままでの生徒さんの退団時期がそうであったように。

彼女のように早くから注目され抜擢されるタカラジェンヌは、
当然外部からのいろんなお話もあったはず。
タカラジェンヌとしての人生、そしてその先の人生。
考えて考えて結論を出したのだろうなあと思います。

早くからおなじ“世代”の誰よりも重いものを背負い続けてきたと思うし
新公を卒業したばかりの学年でのジャンルイ(銀の狼)では
学年の上でも本来の持ち味の上でも、そうとうな葛藤があっただったろうと推測します。
持って生まれた輝きの分、たくさんの試練も経験してきた人なのだと。

誰もが、いずれ彼女はトップになるのだと当然のように思っている雰囲気も
当人にとってはどれだけのプレッシャーだったかと。

上級生2番手さんの退団を伴うトップ就任。
お披露目公演のWヒロイン(相手役不在)など
やはり重荷を背負ったトップ就任当初。

相手役さんが決まってからようやく2作目の本公演の東宝公演直前。
まさにこれから。
これからもっともっと楽しみになるという期待いっぱいのこの時期の退団発表は
桂ちゃんを応援するファンの皆さんにはなんとも酷だなあと思えてなりません。

桂ちゃんはこれまで考え考えて結論を出したのだろうけど
ファンの皆さんが、現実を受け容れ納得し気持ちを整理していくのはこれから。

桂ちゃんにはそんなファンの気持ちを大事にしてほしい。

ファンの皆さんにはいろんな思いがあるでしょうけど
これからも桂ちゃんを支えて悔いのないように応援していってくださいと思います。
桂ちゃんを思うその一人一人の思いが
タカラジェンヌとしての桂ちゃんをさらにさらに輝かせるのだと思うので。

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2011/01/27

あの夏。

――― 忘れられない君のまなざし・・・

幾度となく今夜は薔薇雨のメロディとフレーズがよぎります。

思い出すのは、あの夏のギラついた冷酷そうな ―― 射るようなまなざし。
手もとには、2枚の写真が ―― 「マラケシュ」のアリが後ろ向きに椅子を跨いで
背もたれに腕を掛ける写真と、猛獣使いの鞭を翳す写真があります。
あまりにカッコよくて、福岡のキャトルレーヴで買いました。
博多座では売り切れていたので。

もう5年前でしょうか。
オサさんと園加サンに心を奪われた夏でした。
いとしの黒髪サン ―― と呼んでました。園加サンのこと。

卒業されるんですね。
もうそんな学年なんだなぁ。
宝塚を見ていると、
月日の流れに格別の思いが湧きますね。
宝塚時間とでもいうのかな。

あの瞬間。あのときの高揚する気持ち。
きっと何年経っても思い出せるだろうな。

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2010/12/08

夢の奥津城。

 お前は夜と朝の狭間揺れる迷い児・・・

いまさらながら、春野寿美礼さんに落ちています。
いま宝塚で彼女が主演していたら、飛んでいくかも。
というくらいに。
こんな男役さんがまた出現したら、宝塚ファンに復帰するぞ。
と思うくらいに。
マラケシュのプロローグを歌いこなせて、
リュドヴィークが演じられる男役さんが現れたら・・・

自分のことを「ひどい男です」とかキザを言って
その顔が誰より傷ついていて、かっこよい男役さん。
「パリへなんか行けるわけがないじゃないか!」という叫び声で
私の涙腺を崩壊させるような・・・

1920年代~1930年代の雰囲気がよく似合って
スーツが似合って、ソフト帽の縁をすべらす指が色っぽくって、
真ん中で誰よりも輝いていても、どこかエトランジェの雰囲気が漂っている人。
本来はここにいるべき人間じゃないと思っているような戸惑いを
心の奥底に残して、スポットライトを浴びているような。
狂騒のただなかにいても、
心はいましがたどこか遠くを彷徨ってきたとでもいうような。

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2010/08/25

油断大敵。

日比谷シャンテ前で、大和会の出のガードに入っていた時のことです。

 

悠河さんはそんなに早くは出ないから、それまでは
組子ちゃんたちの楽屋出の様子を眺め愉しんでいました。
シャンテ前は絶好のポジションです。
回数は少ないものの、ガードに参加するようになって2年余。
それなりに組子ちゃんたちの顔は覚えている自負がありました。

 

会のない下級生たちが出て行く姿を何人か見送ると
会のある生徒さんがパラパラと出始めました。

 

「○○ちゃんかな?」「△△ちゃん可愛い~」
出てくる生徒さんを見ながら、会の方たちと雑談していると
楽屋口からステキなジェンヌさんが現れました。

 

ウエストシェイプのショートジャケットの黒のパンツスーツ。
フリルのブラウス。長い足!

 

「あのカッコイイジェンヌさんは誰???」

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2009/11/16

踊るフェリシア。貴いフェルゼン。

昨夜、ネットのニュースで大浦みずきさんの訃報を知りました。

1度だけ生で拝見したことがあります。
「イーストウィックの魔女たち」というミュージカルでした。

大浦さんは、町の風紀の乱れが許せないお堅い地元新聞社のオーナー役。
ヒロインたちの敵役でした。
50~60年代風のスーツや花柄プリントのワンピースといういでたち。
アメリカンコメディやコミックに出てきそうな悪女の典型みたいな風貌。
ちょっと101匹わんちゃんのクルエラ入ってる?みたいなかんじかな。

魔法が使えるようになったヒロインたちに酷い目に遭わされる敵役なんだけど、
部下たちをしたがえてセンターで踊る踊りが、とってもカッコよくて素晴らしかったです。

花柄ワンピースでこのカッコよさだったら、男役時代のこの方はどんなに
ステキだったのだろうと、そのとき切に、男役時代を知らないことを悔やみました。

そのときの感想がこちらです。→イーストウィックの魔女たち@博多座
大浦さんのダンスに魂抜かれそうになったらしいです。

今朝方、この作品の演出の山田和也さんのブログに、
このフェリシア(大浦みずきさん)のダンスは、大浦さんのために作り出された
振付だったことが書いてありました。
本当はこんなに踊る役ではなかったのだそうです。

お客さんもでしょうけど、現場の皆さん、振付の先生方が、
なにより踊るなつめさん(大浦さん)を見たいと思われていたのだと、
それほどの方だったのだろうなぁと思います。

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2009/03/21

ゆうひさん。

博多座(鳳凰伝)を見て、悠河さんが気になったことを話したら
とある方が月組「大海賊」のビデオを貸してくださいました。
それで見たフレデリックという役が、ゆうひさんの初見だったと思います。
2003年のことです。
ブロンドの長髪と宮廷服(アビ)が素敵でした。
以来、私の中では、ゆうひさんといえばコスプレ!です。

 

「十二夜」のサー・トビーの可笑しみのなかに見せる男気と凛々しさもよかったです。

 

つけたてのCSで見た「長い春の果てに」のフローレンスが男前で憧れました。
(私は男役さんの女役に憧れる傾向が)
フローレンスは声も好きだったなぁ。
乗馬服姿もとっても素敵だったし、スカートで大股開きも(笑)。
ウサギの耳をつけたパンツ姿も長身で脚が長くて好きでした。

 

初めて生を見たのは、全ツ「ジャワの踊り子」のタムロンさん。
一人称が「ワシ」でしたのよ。アナタ!(驚;)(愕;)
すごく実直で融通の利かない人なのに、妹には甘くて「花嫁さんだ♪」とか言うのです。
お芝居の役とは打って変わったようなパレードの華やいだ笑顔が記憶に残っています。

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